コロナ5類変更について発熱外来医師「診てくれる医師が多くなり楽になる気がします」(2023年1月24日)
政府から方針が示された新型コロナウイルスの「2類相当」から「5類」への変更について、発熱外来を行っている京都市伏見区の羽束師クリニックで1月23日に話を聞きました。こちらでは去年の年末から大きな変化があったといいます。
(羽束師クリニック 小川一也院長)
「去年の11月12月半ばくらいから、この地域ではインフルエンザがダーっと増えてきました。もう症状からは全く見分けがつきません。この(検査キットの)患者はインフルエンザのAです」
寒さが厳しくなってきたころからインフルエンザが流行。一方で新型コロナウイルスの陽性者は減少傾向にあるといいます。
(羽束師クリニック 小川一也院長)
「以前は発熱患者さんを診たらほぼ100%新型コロナだったんですけど。コロナが4割、インフルエンザが4割、その他の風邪が2割、そんなような状況に今なっていますね。コロナは明らかに第8波の終わりに入っていて減少傾向にあると思います。陽性率は下がっていますね」
そんな中、1月23日に開会した通常国会。約3年ぶりに本会議での登壇者はマスク不要となりました。そして岸田文雄総理は新型コロナウイルスを行動制限などの措置が可能な現在の2類相当から季節性インフルエンザなどと同じ5類とする方針を改めて示しました。
(岸田文雄総理大臣)
「原則この春に新型コロナを新型インフルエンザ等から外して5類感染症とする方向で議論を進めます」
この政府の方針について、2年半の間、深夜まで患者のケアを続けてきた小川院長は、医療費の自己負担が増えることに懸念はあるものの賛成だと話しました。
(羽束師クリニック 小川一也院長)
「僕はもう賛成しますね。なぜかというと、(感染が)これだけ広がってしまうと、現実的に今あるインフルエンザとほとんど変わりません。5類になると(発熱外来ではない)他の先生たちでも診てくれる先生が多くなるような気がするので、(患者も医者も)楽になるかなという気がします」
理想通りの5類移行となるのかどうか。1月23日に厚生労働省は専門家による部会「厚生科学審議会感染症部会」を開催。出席者からは5類への移行はおおむね妥当だとしつつも、ワクチンの公費負担や入院調整などについては引き続き必要だとの声が上がりました。その一方で、5類にすることで国からの補助がなくなり、逆に受け入れ病院が減る可能性もあると指摘する専門家もいました。いつどのような形で5類に引き下げるのか、政府は1月中にも具体的な時期を示す考えです。
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