迫る“最強寒波”都心で「-3℃」予報 太平洋側でも「交通障害」警戒呼びかけ(2023年1月23日)

迫る“最強寒波”都心で「-3℃」予報 太平洋側でも「交通障害」警戒呼びかけ(2023年1月23日)

迫る“最強寒波”都心で「-3℃」予報 太平洋側でも「交通障害」警戒呼びかけ(2023年1月23日)

 10年に一度とされる今シーズン最強の寒波に備え、気象庁が日本海側だけでなく太平洋側にも大雪による交通障害に警戒を呼び掛けました。東京都心でも25日、最低気温マイナス3℃の予想が出ているなか、23日早くも、都内は練馬区などで雪が降りました。

 豪雪地帯とは程遠い神戸に雪がちらつき始めました。広島県庄原市では、22日の夜から再び雪が降り始め、一晩で8センチの積雪となっています。

 気象庁国交省・共同会見:「あす24日から26日ごろにかけて、日本の上空にはこの冬一番の強い寒気が流れ込むため、日本海側を中心に大雪となる恐れがあります」

 10年に一度と言われる厳しい寒波を前に、北日本や北陸で急がれるのは除雪作業。新潟県の除雪業者では、24日からまた忙しくなることを見込んで重機のメンテナンスにも余念がありません。

 高橋工務所・桑原清彦除雪センター長:「今季最大の寒波が来るってことで、今まで以上に除雪作業中に機械が故障しないように細部まで点検しました」

 一方、年末の大雪では道路での立ち往生が長引き、物流にも甚大な影響が出ていました…。この教訓を生かし、消費者側もスーパー側もすでに動き始めています。

 消費者側:「雪が降ると出て来られないし、いっぱい買って来ようと思って、色々何日分も買おうかなと…」
 スーパー側:「先週の金曜日くらいから商品の量を増やして対応している。普段の倍以上の入荷を本日からさせてもらっている」

 “今季最強寒波”の影響は太平洋側でも…。

 気象庁国交省・共同会見:「太平洋側でも大雪や積雪となる見込みです。大雪や暴風雪、吹きだまり、低温による路面凍結、交通障害等に警戒して下さい」

 都内でも23日明け方から昼前にかけて、一時的に雪が降りました。午前9時前には、出勤を急ぐ人たちの頭上に白い雪が舞っているのが見えます。凍てつく寒さのなかたたずむロボット兵にも雪が降り掛かります。

 25日水曜日には東京も厳しい寒さになりそうです。過去30年で、東京がマイナス3℃以下を記録したのはわずかに3回。まさに10年に一度のレベルの寒さです。そのなかでも、特に5年前の2018年には48年ぶりにマイナス4℃を観測し、都内では…、いつもと違った風景が広がっていました。

 冷え込みの実験として、一晩干しっ放しにしておいた洗濯物は…。ジーンズが凍り付いてしまっています。北海道など極寒の地でよく行われる実験。やっているのは、東京・渋谷のスクランブル交差点前です。約4分後…東京・渋谷でタオルが凍っています。

 凍てつく都心。首都高速では路面凍結などの影響で一部封鎖され、農家では作業に大幅な遅れが出ました。

 青果仲卸業者:「きょうはかなり寒いので、畑が凍って採れない恐れがあるので。品物は畑にあるが、農家が畑に入れないというのが出てくると思う」

 この年、気温の低下や台風などでキャベツや白菜などが前年に比べ2倍以上値上がり…。また、日々の生活で困るのが水道管の凍結です。

 住民:「(Q.水道出ない)出ないよ、ほら」

 5年前の大寒波では都内各地で水道管が凍結。水が出なくなったり、水道管が破裂するトラブルが相次ぎました。この時、東京都水道局への問い合わせは、2100件を超えました。凍結を未然に防ぐためにも、専門家は事前の対策が重要だと話します。

 危機管理教育研究所・国崎信江代表:「布や断熱材を巻いたりすることは昔から言われているが、効果がある。プラス少し水を出しておくと良い」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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