【解説】岸田総理の“言葉足らず”な点は?施政方針演説で問われた意気込み|TBS NEWS DIG
低支持率に苦しむ岸田内閣ですが、この国会を通じて政権浮揚のきっかけをつかむことはできるのでしょうか。官邸キャップの川西記者に聞きます。
政策決定をめぐり「説明不足だ」などと批判される岸田総理ですが、きょうの演説の中でも、いくつか“言葉足らず”な点がありました。
たとえば、「こども・子育て予算の倍増」をうたっていますが、財源論争となるのを意識してか、そもそもいくらから倍増するのかが示されていません。また、“マイナンバーカードが運転免許証を上回り、日本で最も普及した本人確認ツールになった”と強調するものの、「3月末までに、ほぼ全ての国民が保有する」とのこれまでの政府目標には触れていません。
岸田総理は「支持率が低いからといって課題を先送りしたら何もしない政権になる」と周囲に語っていますが、4月に統一地方選を控え、与党内にも“防衛増税”の議論に拒否反応がある中で、説得力を欠く説明を続けると総理の意気込みも空回りしかねません。
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