コロナ対応続く医療の最前線 感染症対応を強化した新病棟への引っ越しに密着|TBS NEWS DIG

コロナ対応続く医療の最前線 感染症対応を強化した新病棟への引っ越しに密着|TBS NEWS DIG

コロナ対応続く医療の最前線 感染症対応を強化した新病棟への引っ越しに密着|TBS NEWS DIG

新型コロナの治療に当たる病院で新病棟の運用が今月から始まり、元日に入院患者の引っ越しが行われました。なかには重症のコロナ患者も。引っ越し作業に密着しました。

猛威を振るう新型コロナの第8波。1月に運用を始めたばかりの病棟の救命救急センターでも、コロナ患者の対応に追われています。

川崎市の聖マリアンナ医大病院ではこの日、27人ものコロナ患者が治療を受けていました。

現場を取り仕切る森澤医師は…

聖マリアンナ医大病院救命救急センター 森澤健一郎医師
「大きな重症病床を新しく作ったのですが、病床もかなりの稼働率になっています。救急車の台数も非常に増えています。3年近い経験値を持っていて、コロナ患者への対応やシステムもかなり熟成していますが、とにかく(患者の)数が多すぎる」

この病院では、これまで使っていた病棟が老朽化し、同じ敷地内にヘリポートや最新の医療機器を備えた新病棟を作りました。

ICUなど重症患者用の病床を増やし、陰圧設備のある特別な病室も設けて、新型コロナなどの感染症への対応を強化しました。

新病棟への引っ越し作業が行われたのは元日。

救命救急センターに集まった、大勢の医療スタッフ。

この日だけで、病院全体で131人の患者を新病棟に移す計画です。

医療スタッフ
「1、2の、3!」

救命救急センターでも、重症の患者10人を運ばなければなりません。

医療スタッフ
「バイタル問題ないので搬送します」

患者の移送が始まりました。

聖マリアンナ医大病院救命救急センター 森澤健一郎医師
「一番着目をしなければならないのはバイタルサイン。重症の患者になればなるほど、人工呼吸器などのチューブが気管に入っています。それが抜けてしまうと致命傷になります」

移送には、病院のドクターカーを使います。万が一に備えて医療スタッフが乗り込みます。

移送開始からおよそ20分で、新病棟の病室に到着しました。

医療スタッフ
「無事着きました。きょうからここが病室です」

新病棟へ次々と運ばれていく患者。最後に運び出されたのは、新型コロナの患者です。

初老の男性は、去年12月から治療を続けています。

医療スタッフは全員、防護服を着用しています。

この患者が運ばれたのは、陰圧装置を備えた特別な病室。こうした病室は8床あり、新型コロナなどの感染症で活用します。

そして…

聖マリアンナ医大病院救命救急センター 森澤健一郎医師
「患者さんの搬送、全員終了して、合併症もなく搬送終了していますので、これで救命センターは終了宣言になります」

引っ越しを終えた以前の救命救急センター。ここでは、3年前からコロナ患者の治療を続けてきました。その数、1000人あまり。

看護師の山下師長は…

聖マリアンナ医大病院救命救急センター 山下将志看護師長
「長いようであっという間に過ぎた3年間というのが、空いているベッドをみると率直に感じました。我々はこれまでと変わらず地域の最重症の患者さんをしっかりと管理して、元気に帰れるように治療、ケアをする役割は大きく変わらないと思います」

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