“狛江市強盗殺人”90歳女性 帰宅1時間で死亡…“別事件”容疑者の携帯に「狛江市」(2023年1月23日)
東京・狛江市で起きた強盗殺人事件の続報です。この事件とは別の中野区と千葉県で強盗事件で逮捕された容疑者の携帯電話から、「狛江市」などと書かれたSNSのやり取りが見つかりました。
■きっかけは…“別事件”容疑者の携帯に「狛江」
19日、東京・狛江市の自宅で、手を縛られた状態で死亡していた大塩衣與さん（90）。
事件当日、午前9時ごろに自宅を出た大塩さんは、東京・世田谷区にあるスーパーに買い物しに来ていました。買い物を終えた後、電車で狛江駅に向かい、午前11時ごろに帰宅したとみられています。
死亡推定時刻は正午ごろで、帰宅から1時間の間で強盗に遭い、亡くなったとみられています。死因は、素手で激しい暴行を加えられたことによる多発外傷でした。
事件が発覚したきっかけは、千葉県内の貴金属買い取り店で起きた強盗事件です。
この事件で出頭した自衛官の男（23）の携帯電話に、亡くなった大塩さんの家を狙う趣旨のやり取りが残されていました。
■狛江・現場近く駐車場に…“乗り捨て”レンタカー
22日、貴金属買い取り店を訪ねると、事件当時はなかった扉が設置され、防犯体制が強化されていました。
貴金属買い取り店・内藤政行店長：「『閉店を伸ばしてくれ』と電話があって、待ってたら7時25分くらいに、（犯人が）ドカドカって入ってきて。いきなり殴られて、縛られそうになって。金庫の場所を聞かれたんですが、喋らないでいたら、諦めて帰った」
画面左下から、男が一直線に店の中に侵入すると、迷うことなく奥に進みます。侵入から3秒後、衝立（ついたて）が激しく揺れます。侵入してすぐさま、店長に暴行をふるっていたとみられます。
内藤店長：「十何発（殴られた）。骨折が3カ所、裂傷が2カ所。口を塞ごうとしました。（粘着テープで）口と手を」
店の外では、黒いワゴン車が店の前に停車。運転手の男が車外へ。後部座席からリュックを取り出し、店に向かいます。
犯行時間はおよそ3分。2人の男は店の中から飛び出し、何も取らずに車で逃走しました。
狛江市の現場近くの駐車場では、乗り捨てられた状態のレンタカーも押収されていて、警視庁が関連を調べています。
（「グッド！モーニング」2023年1月23日放送分より）
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