取材中にホワイトアウトも 北海道など各地で冬の嵐(2023年1月21日)

取材中にホワイトアウトも 北海道など各地で冬の嵐(2023年1月21日)

取材中にホワイトアウトも 北海道など各地で冬の嵐(2023年1月21日)

北海道などでは21日にかけて冬の嵐となり、各地で猛吹雪となりました。

▼深夜も続く除雪 JR運休も

(報告:立田祥久)
「札幌市内は幹線道路も視界が悪くなっています。すれ違う車は多くがヘッドライトをつけています」(札幌市 21日午前9時ごろ)

札幌市は21日、今季最大となる67cmの積雪を記録。強い風や雪の影響で、JR北海道で99本の列車が運休となりました。

(報告:仁科健吾アナウンサー)
「ものすごい量の雪を乗せたトラックが次々と到着しています。続々と雪を海へと捨てています」(小樽市 20日午後11時ごろ)

20日からの新たな積雪が20cm以上となった北海道小樽市。除雪は夜通し行われていました。こちらの女性は駐車場からすぐに車を出せるよう、夜のうちに雪かきをすることにしたそうですが、翌朝訪ねてみると…朝からまた雪かきに追われました。

降り続く雪に、厳しい寒さ。住民たちは“工夫”しながら生活をしています。

小樽市に住む男性「窓にナイロンを張ってっから」
Q)ナイロン張ると変わります?
小樽市に住む男性「やっぱり風が入ってこないから暖かいよ」

サタデーステーションが取材したのは、買い物が難しい人へ商品を届ける「移動スーパー」。視界不良の中、約30カ所を回ります。続々とやって来たのは高齢者です。

(母親と2人暮らしの70代男性)
「母がいるので母の好きなものとか、僕がちょっと必要なものとかを。一番近いお店でも30分くらいかかるので、吹雪の日はちょっと行けないので、移動販売車が助かります」

▼取材中に「ホワイトアウト」も

山形県の山間部、西川町の「志津温泉」。

(報告:藤澤愛)
「上のほう30cmくらいは色が変わっていて一晩で降り積もったものと思われます。うわ~真っ白」(山形・志津温泉 21日午前10時半すぎ)

取材中も「ホワイトアウト」状態の、ここ志津地区は、気象庁の観測地点がないため“隠れ豪雪日本一”と呼ばれています。雪は午後も降り続き、21日午後3時時点で積雪は3m60cm。

(計測した町民 今野信秋さん)
「もう日中だけで20cmくらい積もったからね」

住民を苦しめるのは雪だけではありません。

(山内松子さん)
「灯油代は1カ月で…2回も詰めてもらうことあると、5万円近くかかるときも。値上がりするとその分、金額がたされるから大変」

さらに月の電気代も3万円と、光熱費の高騰が大きな負担になっています。

▼”日本一寒い町”では?

一方、北海道の内陸に位置する陸別町。“日本一寒い町”といわれ、今月だけで2回もー30℃台を記録しています。

(報告:山田直喜)
「太陽が出てからもどんどん冷え込んでいて、いま温度計は-10℃です」(北海道陸別町 21日午前7時ごろ)

現地の人は寒さにどう対処しているのでしょうか。

(陸別町の住民)
「洗濯物外に干すと凍っちまうもん。カチカチになっちゃうもん。晴れた日は外に干すけどめったに外干さないです」

洗濯物は凍ってしまうので、冬の間は暖房をつけて部屋干しが基本です。

▼東京も-3℃予想 “10年に一度”の寒波襲来へ

(報告:小山颯)
「上半身裸で非常に寒そうです」(神奈川・平塚市 21日正午ごろ)

関東でも冷たい北風が吹く中、屋外でプロレスのイベントが開かれていました。

(プロレスラー 松田慶三さん)
「寒い時のチョップが一番痛い」

21日の東京都心の最高気温は9℃で、一けた台どまりに。

そして、24日(火)から26日(木)ごろにかけては、“10年に一度レベル”のさらに強い寒気が日本付近に流れ込む見込みです。上空1500mに、ー12℃の寒気がかかると「大雪となる目安」ですが、24日(火)からは、それより強い寒気がすっぽりと日本列島を覆い、北日本から西日本の日本海側の地域を中心に、広い範囲で大雪となる恐れがあります。この強い寒気の影響で、25日(水)は東京都心でも、ー3℃まで気温が下がる予想が出ています。

サタデーステーション 1月21日OA
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

ANNnewsCHカテゴリの最新記事