高齢女性強殺事件　中野区の強盗傷害事件の容疑者のスマホにも犯行計画か

高齢女性強殺事件　中野区の強盗傷害事件の容疑者のスマホにも犯行計画か｜TBS NEWS DIG

先月、東京・中野区で発生した強盗傷害事件で21日に逮捕された男のスマートフォンに、東京・狛江市の強盗殺人事件の計画に関する情報が残されていたことが分かりました。

強盗傷害の疑いで逮捕されたのは、石川県金沢市の職業不詳・永田陸人容疑者（21）で、先月5日の午前10時50分ごろ、中野区の住宅に押し入り、住人の不動産業の男性（49）の顔を殴るなどして大けがをさせ、現金およそ3000万円を奪った疑いがもたれています。取り調べに対し、永田容疑者は「身に覚えがありません」と容疑を否認しています。

警視庁によりますと、20日午後1時すぎ、足立区の路上でレンタカーの乗用車が一定の場所を行ったり来たりしているのを見た近隣の住民が不審に感じ、110番通報したということです。その後、駆け付けた警察官が、車の脇に立っていた永田容疑者に職務質問し、き21日午前1時半ごろ、逮捕しました。

この事件をめぐっては、既に逮捕・起訴されている和野正弘被告（34）と永田容疑者ら実行役6人と、運転手役の男あわせて7人が、新宿区内のレンタカー店で借りた車を使い宅配業者を装って犯行に及び、その後、逃走していました。永田容疑者ら6人は、土足で男性の家に上がり込み犯行に及んだということです。

警視庁が、永田容疑者から押収したスマホを調べたところ、今月19日に狛江市の住宅で起きた強盗殺人事件を計画しているSNSのメッセージが何通か残されていたことがわかりました。永田容疑者は別の人物と個別にメッセージをやりとりしていたとみられ、事件前日の18日の日付で「狛江市」という地名や時間が書かれていたということです。

メンバーの和野被告はこれまでに、「メンバー同士は顔見知りではなく強盗をするために集まった」という趣旨の話をしていて、現在も逃走している5人の男の中には、関東地方以外の場所に住んでいる人物もいるということです。

警視庁は、永田容疑者が、関東地方で相次いで発生している強盗事件などについても何らかの事情を知っているとみて捜査する方針です。

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