犯行メンバーに自衛官も…狛江事件の発覚は千葉県警の通報 関東で相次ぐ強盗(2023年1月20日)

犯行メンバーに自衛官も…狛江事件の発覚は千葉県警の通報 関東で相次ぐ強盗(2023年1月20日)

犯行メンバーに自衛官も…狛江事件の発覚は千葉県警の通報 関東で相次ぐ強盗(2023年1月20日)

東京都狛江市の住宅で大塩衣與さん(90)が手を縛られて亡くなった強盗殺人事件。一夜明けた20日も、事件現場の周りは、広い範囲で規制が敷かれたままでした。

大塩さんは、3年前にこの家に引っ越してきて、息子夫婦と孫2人の5人で住んでいました。発見されたのは、自分の部屋がある2階ではなく地下室。頭からは血が流れ、左ひじは骨が皮膚を突き破る開放骨折をしていました。

何が盗られたかはわかっていませんが、部屋は荒らされた状態で、強盗殺人事件としての捜査が始まっています。

この事件が発覚した理由は、千葉県警から警視庁への情報提供でした。
千葉県警:「捜査資料から、この住所地が強盗などで狙われている」

この連絡により、捜査員が帰宅してきた家族とともに室内を確認したところ、殺害された大塩さんが発見されました。

千葉県警が情報を入手したのは、別の強盗事件がきっかけです。千葉で今月12日、貴金属店が3人組の男たちに襲撃されました。このときの容疑者の1人だった現役の自衛官(23)が14日に出頭。携帯電話を解析したところ、「大塩さん宅を狙った強盗」「ピンポイントで狙う」という主旨のやり取りが残されていました。

2つの事件にどんな関連性や共通点があるのか、これ以上のことはわかりません。ただ、関東では、窃盗や強盗事件が連続しています。わかっているだけで、去年10月から狛江の事件を入れると10件。東京都、千葉県、神奈川県、茨城県、栃木県とほぼ全域で襲われています。

事件は、大きく2種類。貴金属を扱う店を襲撃し、ショーケースから商品を奪っていくパターンと住宅を襲うパターンです。
被害にあった男性:「0時ごろにインターホンが鳴った。夜中だから怖いなと思って出なかった。時間がたってから窓ガラスがカシャーンという音がした。あわてて飛び起きて、玄関まで行ったら、犯人の1人が入ってきた、窓ガラスを割って。そこにドアあったので、扉をぐっとやったんですけど、来られなかったので、あわてて怖くなって、玄関を出たら2人組がいて、その2人に押し倒されて、粘着テープ。押し倒されて粘着テープで貼られて、うちの中に引きずり込まれて『金どこだ』『おとなしくしろ』って言われた」

事件の多くで共通しているのは、『関東圏』『少なくとも3人組』『粘着テープ』です。そしてもう一つ、日本人ということ。
被害にあった男性:「後ろに入ってきたのは完全に日本人。あとの2人は話していないので、ちょっとわからないですけど、捕まえて入ってきたのは日本人。20~30代くらい」

渋谷の貴金属店で強盗事件を起こしたとして逮捕された3人は、全員が19歳の少年で、日本人でした。時間帯に関しては、バラバラです。店舗の場合は夕方、民家の場合は夜中だったり、明け方だったりですが、どちらにしろ、一番手薄な時間が狙われたものと思われます。

殺害された大塩さんは19日午前10時半ごろ、自宅前を1人で歩く姿を近隣住民が目撃していました。同居するほかの家族4人は、すでにその時間、外出していました。

犯人は複数なのか、単独なのかはわかりませんが、念入りな下見が行われていた可能性は否定できません。
捜査関係者:「防犯カメラの解析から、各事件での3人組は、それぞれの場所で、微妙にメンバーが違うと考えられる。犯行ごとにメンバーが少しずつ変化しているとみられる」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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