米 装甲車「ストライカー」をウクライナに供与 戦車は見送り(2023年1月20日)

米 装甲車「ストライカー」をウクライナに供与 戦車は見送り(2023年1月20日)

米 装甲車「ストライカー」をウクライナに供与 戦車は見送り(2023年1月20日)

 アメリカは19日、装甲車「ストライカー」の供与を含むウクライナへの新たな軍事支援を発表しました。注目されていた戦車の供与は見送ります。

 国防総省によりますと、新たな軍事支援の総額は25億ドル=およそ3200億円で、歩兵を輸送する能力を持つ装甲車「ストライカー」90台をウクライナに初めて供与します。

 「ストライカー」は、すでに供与が決まった歩兵戦闘車「ブラッドレー」と比べ軽量で速度が速く、地上戦におけるウクライナ軍の機動力の向上が期待されます。

 一方、ウクライナが求めていた主力戦車「エイブラムス」の供与は見送ります。

 アメリカが戦車の供与を見送ったことで、ドイツも主力戦車「レオパルト2」の提供に慎重になる可能性があります。

 アメリカ国防総省・シン副報道官:「エイブラムスに必要とされる維持や高いコストを考慮すると、現時点でウクライナに供与する意味がない」

 国防総省のシン副報道官は、供与を見送った理由としてエンジンの違いを挙げ、ディーゼルで動く「レオパルト2」とは異なり、ガスタービンで動く「エイブラムス」はウクライナでは維持が難しいと述べました。

 そのうえで「レオパルト2」の供与については、ドイツが最終決定することだと強調しました。 (C) CABLE NEWS NETWORK 2023
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