なぜ?道路の真ん中に35年建ち続けた電柱、引き抜きへ… 住民からは“心配の声” 神奈川・藤沢市|TBS NEWS DIG
神奈川・藤沢市に道路のほぼ真ん中に立つ電柱があり、この移設工事が始まりました。一見不便そうに見えますが、住民からは意外にも惜しむ声が多く聞かれました。いったいなぜ?
神奈川県藤沢市。路地を進むとその先に突如現れるのは…道のほぼ真ん中にそびえ立つ電柱です。
記者
「藤沢市にあるこちらの道路、車がすれ違うのも難しい道幅ですが、電柱があるのは道路のほぼ中央、この幅だと軽自動車が通るのもやっとです」
郵便の軽ワゴン車が通ろうとしますが…ギリギリの幅です。
この電柱があるのはJR藤沢駅から歩いて10分ほどの場所。なぜ、道のほぼ真ん中に立っているのでしょうか。
近所の人
「もともと我々が小さいころは、あそこの電柱の位置までお隣さんの敷地で土地だった」
実は、さかのぼること35年ほど前までは電柱の脇まで敷地があったということですが、工事で敷地の位置が後退し、道幅が広がったものの、電柱は取り残されたままになっていたということです。
そしてきょう、この電柱をめぐり、新たな動きがありました。
記者
「作業員が今、電柱を新しく建てる場所の掘り起こしを始めました」
電柱を移設する工事が始まったのです。
藤沢市によりますと、現在の位置からおよそ1メートルほどの道路脇に新たな電柱を設置。電線などの移設を行ったあと、現在の電柱は引き抜くということです。
道幅が広がり、便利になると喜びの声があがるかと思いきや、住民からは意外な声が…
約60年住んでいる人
「抜け道にされてしまうので、あれ(電柱)があるおかげで、ここは車の通りが少なくてすむ」
約25年住んでいる人
「救急車とか消防車も入ってこられないし、ただ今までも車があまりスピードを出さないでくれていたので」
電柱が真ん中にあることで車通りが少なく、速度も抑えられるため、安全だったというのです。
電柱が移設されることに心配の声も。
近所の人
「近くの園児とかも散歩で使っているみたいだから、ちょっとその辺の交通が心配だなというのがあります」
この電柱が引き抜かれるのは、およそ3週間後だということです。
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