東電旧経営陣3人 二審も無罪 原発事故めぐり業務上過失致死傷罪で強制起訴 「遺族も被害者も納得できない」｜TBS NEWS DIG
福島第一原発事故をめぐり強制起訴された東京電力の旧経営陣3人に対し、二審の東京高裁は、一審と同じ無罪判決を言い渡しました。
東京電力の勝俣恒久元会長（82）ら旧経営陣3人は、津波対策を怠り、双葉病院の患者ら44人を原発事故の避難によって死亡させるなどしたとして業務上過失致死傷の罪で強制起訴されました。
裁判では、国の地震予測の「長期評価」に基づき巨大津波を予測できたかが争点でしたが、東京高裁は「長期評価」が「10メートルを超える津波の現実的な可能性を認識させる情報であったとは認められない」と判断しました。
福島原発告訴団の会見
「良く調べないで、きょうのような判決を出したことに対して憤っている。患者の遺族も、数多くの原発事故の被害者も、納得できない判決だと思う」
検察官役の指定弁護士は、上告するか、今後検討するとしています。
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