道頓堀や黒門市場に多くの外国人観光客 春節目前…すでに中国人は大阪へ来ている?(2023年1月17日)
『春節』目前、中国から観光客は日本へ来るのでしょうか。現状を取材しました。
「ゼロコロナ政策」が終了して約1週間となる中国。1月21日に始まる旧正月・春節の連休に伴う帰省ラッシュは今週ピークを迎え、すでに中国国内では移動が本格化しています。北京大学の推計によりますと、中国では人口の6割を超える約9億人が新型コロナウイルスに感染したとされていますが、意外なほど多くの人が日常生活を取り戻しつつあるようです。
「家族と食事をしたり、子どもたちと過ごしたり、遊びに出かけたりする予定です。対策が緩和されたので、去年・おととしにできなかったことを今年取り返そうと思っています」
「(地元では)ショッピングモールに行ったり映画をみたりします」
春節といえば、コロナ前は中国からの旅行者が大挙して日本を訪れ、いわゆる「爆買い」で関西も大いに潤いました。そうしたインバウンド特需再来となるのでしょうか。
関西の玄関口・関西空港。1月17日正午前、中国北部・天津からの飛行機が到着しました。続々と空港に降り立ち、中国便の利用者に義務付けられている抗原定量検査を受けます。
毎週火曜に運航している天津航空によりますと、約300ある天津-関空便の座席の埋まり具合は半分程度。これでも去年7月に再開以降、最も多いといいますが、日本の水際対策が強化されているためなのか、期待を寄せていたほどの利用にはなっていません。では果たして大阪に中国人観光客はやってきているのでしょうか。
17日、大阪の道頓堀には、平日にもかかわらず多くの外国人の姿がありました。どこから来たか聞いてみると…。
「香港です」
「韓国です」
「タイです。USJ・白川郷・大阪に。今回の旅行で300万円くらいかかった」
道頓堀には多くの観光客はいたものの、中国本土からの旅行者はなかなか見つからず…。
一方、コロナ前に多くの中国人観光客でにぎわっていた黒門市場。17日も新鮮な海鮮などを目当てに多くの観光客が訪れていましたが…。
(観光客)
「フィリピンから来ました。ご飯がおいしいから日本に来た。和牛とカニを買いました」
シンガポールから食べ歩きを楽しみに来たという家族も。取材した時は生ガキを食べていました。
その後も中国の方とおぼしき観光客に声をかけ続けたのですが…。
「香港です」
「マカオです」
「マレーシアです。コロナ前は毎年、日本に来ていた。制限が解除されたので来ました」
中国本土からの観光客はみつけられませんでした。
(黒門とれぴち市場 店員※中国出身)
「いまはちょっと中国本土からは来ていないです。いまは香港・台湾・シンガポール・マレーシアのお客さんが来ています。中国本土はまだ」
(みな美 秦一男さん)
「この2年半ぐらい沈んでいたから、ちょっと来ていただいて、はずみをつけてもらいたい。中国の方だけじゃなしに、他の国の人もいっぱい来ていただいて、もうちょっと活気づいたら僕らも潤うし、頑張りますわ」
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