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【冬の風物詩】「犬ぞり」や「ストーブ列車」人気 週末は「強力寒気」に警戒(2023年1月17日)
17日は全国的に冷え込みが強まりましたが、雪国では寒さを逆手に取った観光戦略が注目を集めているんです。昔ながらの「ストーブ列車」は外国人観光客であふれていました。
夜が明けた栃木県宇都宮市。朝日に照らされて輝くのは、凍り付いた水たまりです。関東各地は17日も厳しい寒さになりました。
東京・青梅市では、庭の木々に霜が降りて真っ白に。こちらは八王子市内の公園。階段の手すりもベンチにも霜が…。朝は氷点下まで冷え込みました。
50代:「だいぶ着てます。耳当てもしてコートも着てます。下に温かいタイツをはいている」
東京の朝の最低気温は16日6.6℃から、ぐんと下がり2.1℃に…。それでも仕事の時間はやってきます。
60代:「寒い。こんな格好しています。行きたくない、仕事に」
50代:「耳が一番冷たく感じるのでこれをしています。雪でも降ってくれると子どもが喜ぶが、冷たいのはなかなか苦手なので、さらに起きるのがつらくなる」
そんな寒い日に人気の場所が。都内のそば店、お店の外まで行列が出来ています。体の芯から温まろうと17日は、注文のほとんどが温かいそばでした。スープまで堪能したのは台湾から帰国したばかりの男性。
台湾から帰国した男性:「体温まりました。飛行機降りた瞬間にやっぱり日本は寒いなって」
来店客:「寒い時は温まりに来ます。体ポカポカなので脱ぎたいくらい」
お昼前にもかかわらず店は大にぎわい。なかには外で食べる人も。
来店客:「(Q.寒くない?)寒いでしょ!」「温まりますね」
北海道の函館山から見た市街地の様子です。17日も一日中、降ったりやんだりを繰り返しています。
一夜で、30センチ近く積雪が増えた札幌。朝一の仕事は、雪に埋まったゴミ捨て場の掘り起こしです。大変なのは雪の量だけでなく、朝はマイナス9.6℃と、今シーズン一番の冷え込みになりました。
マイナス20℃を超えた上富良野は1分でタオルが凍り、マイナス23℃の美瑛町では車の中に置いておいた生卵が一晩でこうなります、中が透けて見えます。
マッシングワークス・滝田武志代表:「マイナス15℃くらいで鼻で息をすると鼻毛が凍る。きょうは-15℃以下と判断。ローカルの基準」
実際-14.8℃まで冷え込んだ北海道鹿追町。冷え込めば冷え込むほど、元気になるのは犬です。氷点下のなかを駆ける7頭のアラスカン・ハスキー。鹿追町ではこの時期、犬ぞり体験をすることができます。
体験客:「めっちゃ鳴いてる。めっちゃ可愛い、もふもふしてて」
マッシングワークス・滝田武志代表:「(Q.犬は寒くない?)寒くない。寒ければ寒いほど暑がらずに走ってくれる」
走り出しのスピードは、時速30キロにもなるそうです。
マッシングワークス・滝田武志代表:「冬は冬毛ダブルコートで空気を取り込む。人間なら薄手のダウンジャケットを着ている状態」「(Q.犬は俺を走らせろと)なりますね」
青森県十和田市、奥入瀬渓流ではこの寒さで景色が一変していました。凍り付いたその姿はまるで時が止まったかのようです。氷柱は冬ならではの自然の美。奥津軽の冬の風物詩、ストーブ列車。石炭を使ったストーブの上には当然のようにスルメがあぶられています。そしてスルメには日本酒がぴったり。ダルマストーブで温まりながら、雪景色を楽しむ津軽鉄道。元々はストーブはなかったそうです。
津軽鉄道・車掌、神風馬さん:「本来観光の列車じゃなかったが、冬場暖房機材がなかったので、車両にストーブを付けたのが始まり」
ただスルメにストーブは日本独特の楽しみ方ですが、外国人にも受け入れてもらえるのでしょうか…。
台湾から来た男性:「食べた、おいしいね。ちょっと硬い。雪やストーブトレイン面白いね」
スコットランドから来た女性:「(Q.ハッピー?)はい、とっても」
興奮気味なのはスコットランドから来た女性。
スコットランドから来た女性:「ちょっと危ない。列車内で火が燃えています」
スルメにも興味深々のよう。
スコットランドから来た女性:「スコットランドにはこのような物はない、列車の中で料理をするなんて。とっても香りが強いわ、イカの香りが…」
電車を降りた後も興奮が収まらない様子。
スコットランドから来た女性:「(Q.どうですか)少女時代に戻ったようよ。スコットランドで滑り遊びをしているころに」
最近は、海外からの観光客も戻ってきて、乗客の2割が外国人だということです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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