【火事】「ドカンって音が…」3人ケガ 東京・六本木

【火事】「ドカンって音が…」3人ケガ 東京・六本木

【火事】「ドカンって音が…」3人ケガ 東京・六本木

16日午前、東京・六本木で3人がけがをする火事がありました。現場ではスプレー缶のガス抜き作業中に出火したという話があり、警視庁は詳しい原因を調べています。東京消防庁によると、2021年にはスプレー缶による火災が122件起きていて、ガス抜きを行う際には火の気がなく、通気性のいい屋外で行う必要があると注意を呼びかけています。

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16日、東京・港区の六本木で火事がありました。午前11時前、「窓が割れて火が出ている」と通報があり、撮影された映像ではビルから真っ赤な炎が噴き出し、黒煙が空高く立ち上っているのがわかります。

火元となったのはビルの2階にある不動産会社でした。従業員の男性2人がやけどをした他、管理人の男性(70代)が軽傷です。

なぜ火事は起きたのでしょうか?

当時、同じビルにいた人たちが聞いたのは「爆発音」です。

火元のビルに住む人
「いきなりドカンって鼓膜がつんざくような感じで、隕石(いんせき)でも落っこちたかと思ったわよ。そんな感じ」

火元のビルで働く人
「ドカンって音がしたので、異常な明らかに『爆発』って感じです」

火事の原因について、やけどをした不動産会社の従業員は「スプレー缶のガス抜き作業をしていたら火がついてしまった」と話しているということです。

賃貸マンションからゴミとして出た30本から50本のスプレー缶を、先のとがったハンマーで穴を開け、処分していたとみられています。

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不動産会社でスプレー缶が爆発した事故は約4年前にも。2018年12月、北海道札幌市の不動産仲介会社で、スプレー缶のガスが部屋に充満し爆発する事故があり、周囲の住人も含め、44人がけがをしました。この時、店舗内では除菌消臭スプレーを120本“廃棄処分”していたということです。

六本木の火事現場で処分されていたというスプレー缶の種類はわかっていませんが、スプレー缶は処分の仕方を間違えると重大事故にもつながります。

東京消防庁が公開している実験映像では、火元のすぐそばでスプレー缶のガス抜きを行うと…わずか10秒で引火しました。

東京消防庁によると、2021年に起きたスプレー缶による火災は122件。ガス抜きを行う際には火の気がなく、通気性のいい屋外で行う必要があると注意を呼びかけています。
(2023年1月16日放送「news every.」より)

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