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ゼロコロナ終了余波 検査場は投げ売られ検査員は仕事にあぶれ…(2023年1月6日)
ゼロコロナ政策からの急転換で、中国各地でPCRの検査場がそのままの状態で放置される事態となっています。中古品の売買サイトには使用済みのPCR検査場まで販売されていました。
約3年間続いた「ゼロコロナ政策」が先月7日に終了した影響は雇用問題にも発展。かつてPCR検査や建物の封鎖・管理を行ってきた白い防護服を着た防疫要員ら数百万人が職を失う危機に直面しているそうです。にぎわっていた検査場は、そのままの状態で街中に放置され、空き家と化していました。「ゼロコロナ」中にはPCR検査が一大産業に発展。ピーク時はわずか4カ月間に日本円で4兆円も売り上げたとされ、民間業者による客の取り合いなども起きました。それが今や中国政府の方針転換により、感染者数はおろか濃厚接触者の判定などもなくなり、入手困難だった検査キットは安値で販売。
北京市民:「皆、感染しました。検査はもう必要ないと思います。安全なのですから」
さらには中古のPCR検査場までも投げ売り状態。
また、中国最大のショッピングサイト「淘宝網」にはPCR検査用とされるステンレス加工の建物が2000元、約4万円で取引されています。商品紹介の欄に「隔離式の個室」「防疫に転用」などと説明がされ、購入者が望めば装飾品が付けられると記載。なかには「日本へ発送可能」という出品者もいました。
商品の説明:「カスタマイズ可能、ドアツードアで配送します」
1500元、日本円で約3万円の移動式建物は、すでに70人が購入済み。その使い道は警備用や物置など様々だそうです。
一方、中国では今月8日から海外渡航が緩和され、22日に迎える「春節」は旅行の申し込みが急増しています。
旅行代理店「春秋観光」・劉会梅さん:「新型コロナ前から中国人は日本への旅行に非常に興味があり、コロナを経験してもそれは全く変わっていません。日本に入国する際の検査や隔離がどのように行われるのかなど、皆さん心配しています」
オンライン旅行大手の「トリップドットコム」の発表では、「春節」の大型連休中に多い行き先はオーストラリア、タイに続いて日本が第3位でした。ただ、現地の旅行代理店担当者によりますと、日本での水際対策強化に懸念を示す声もあり、香港やマカオの人気が高まっているという事です。
旅行代理店「春秋観光」・劉会梅さん:「どちらの国も状況はそれほど変わらないのだから、中国のように制限をなくしてほしいです」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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