【常磐線踏切事故】父親「中学校に4月から…制服を仕立てに」 親子2人死亡
6日、茨城・笠間市の踏切で電車と軽乗用車が衝突し、車に乗っていた母親と小学6年生の男の子が亡くなった事故。妻子を失った男性が、取材に応じました。
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小学6年生の息子と妻を失った男性は「その日にいきなり家族を失ってしまったということで、胸が詰まる思いというか、息苦しい思いというか、そういう思いで」と悲痛な胸の内を明かしました。
6日に茨城・笠間市にあるJR常磐線の踏切で電車と軽乗用車が衝突した事故で、車に乗っていた近くに住むパート従業員・高安照美さん(50)と、息子で小学6年生の規稔くん(12)が亡くなりました。2人の死因は、頭を強く打ったことによる脳挫傷などだったということです。
規稔くんの父親によると、この日、2人が向かったのは近くの呉服店でした。
規稔くんの父親
「中学校に今年の4月から行く予定だったので、制服を仕立てにいくということで」
事故が起きた踏切は、普段から買い物などでよく通っていたといいます。この場所には上下線それぞれに踏切があり、今回の事故は上り線の踏切で起きました。規稔くんの父親によると、警察の話として、電車が通過する直前に車が踏切に進入する様子が電車のドライブレコーダーに映っていたということです。
規稔くんの父親
「時間通りに(家を)出て、踏切を渡ろうとしていたんだと思うんですけど、なぜそういう事故に遭ったかは、わからない状況です」
6日夕方には、家族3人で通学用の自転車を買いに行く予定でしたが、照美さんと規稔くんは帰らぬ人となりました。
規稔くんの父親
「母親は正直、私とは全く比べものにならないほど子どもに愛情を熱心に注ぐ母親で、自分の身を削って、自分の時間を削ってまで子どもに時間を使っている母親」
警察によると、この場所では約1年前にも、下り線の踏切で乗用車と特急列車が衝突する死亡事故があり、家族で話題にしていたといいます。
規稔くんの父親
「今後、二度と同じような事故が起きないように対策がとられること、もしくは重大な事故が起きないようにしてほしいと強く願っています」
警察は事故の原因を詳しく調べています。
(2023年1月9日放送「news every.」より)
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