一方的な「停戦宣言」も戦闘やまず…ロシア攻撃か ウクライナで鳴り響く空襲警報(2023年1月7日)

一方的な「停戦宣言」も戦闘やまず…ロシア攻撃か ウクライナで鳴り響く空襲警報(2023年1月7日)

一方的な「停戦宣言」も戦闘やまず…ロシア攻撃か ウクライナで鳴り響く空襲警報(2023年1月7日)

 ウクライナ情勢です。ロシア正教のクリスマスに合わせて、プーチン大統領が一方的に宣言した停戦期間に入りました。しかし、ウクライナでは取材中も空襲警報が鳴り響くなど、停戦とはほど遠い状況が続いています。

 クレムリンにある大聖堂にプーチン大統領の姿がありました。7日は、ロシア正教のクリスマスにあたります。「信者たちが礼拝に参列できるように」と、モスクワ時間の6日正午から8日午前0時まで「停戦」を指示したプーチン大統領。しかし…、その期間中も、ウクライナ国内では緊迫した状態が続いています。

 ウクライナ兵:「決して停戦など信じていない。この砲撃音が聞こえるか?今も攻撃が続いている。ロシアが言う停戦って何なのか」

 ルハンシク州の知事は、停戦開始後の3時間でロシア軍が14回の砲撃を行ったと指摘。州内の集落が被害を受けたとしています。空襲警報はウクライナ全土で発令されています。

 インフラ施設が被害を受けたため、計画停電が実施されているリビウ。暗い通りを人々が行き交います。ロシア同様、ウクライナ正教にとっても、この日はクリスマスイブにあたりますが…。リビウ市内の教会です。この後、クリスマスミサが行われるのですが、去年に比べて参列者は少なめだということです。訪れた人たちが祈るのは、「戦争の終結」です。

 参列者:「戦場の兵士たちが家に戻れるように祈りました。たくさんのウクライナの勇敢な兵士が亡くなっているんです」

 こちらの少年は母親が戦場に行き戻ってきていないそうです。

 参列者:「戦争が早く終わるように、母親が戻ってくるように祈った。去年は良かった。今年はあんまりだ」

 そんななか、アメリカ政府が発表したのは。

 米国防総省、ローラ・クーパー副次官補:「我々はウクライナが必要なものを常に考え、必要な時に提供する」

 歩兵戦闘車「ブラッドレー」50台などの供与です。機動力と攻撃力を兼ね備えた「ブラッドレー」を、ウクライナ側は強く求めていたといいます。これで、アメリカによるウクライナへの軍事支援は、去年2月以降、総額242億ドル、日本円にして3兆2000億円に達します。 (C) CABLE NEWS NETWORK 2023
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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