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保護司の「更生カレー」レトルトに 元教え子が支援(2023年1月7日)
犯罪や非行をした人の更生を支える保護司を長年続けた女性が、少年らに作ってきた「更生カレー」をレトルトにしようと元教え子たちが後押ししています。
中澤照子さん:「夢のまた夢なんだけどさ。レトルトにしたら面白いなあ、楽しいなあって話をしたら『中澤さん、そういう考えがあるならやりましょうよ』って」
東京・江東区の中澤照子さんは、20年間犯罪や非行をした人の立ち直りを支えるボランティアの保護司として活動してきました。
中澤照子さん:「(受け持った子に)一皿のカレーを出したらね、それがその子にとってすごくおいしかったらしいんですよ。(カレーを)食べ始めたらとんがった顔がなくなってくるもん」
担当する子たちに作るカレーは、子どもたちと心を開いて向き合うのに欠かせないものになりました。中澤さんの温かい人柄に立ち直っていく多くの子どもたちからカレーをせがまれたといいます。
中澤照子さん:「『更生カレー食って更生しよう』みたいなこと言い出してるうちに、だんだん、だんだん『更生カレー』『更生カレー』って…」
中澤さんは2018年に保護司を引退。その後も、自ら切り盛りするカフェで、成長した子どもたちの相談に乗っていた中澤さんは、カレーをレトルトにして私の所に来られないたくさんの子どもにも食べさせるのが夢、とこぼすと、かつての教え子たちが動き出しました。
少年時代、中澤さんにお世話になった林雄太さんもその一人です。
林雄太さん:「(中澤さんは)寂しさだとか、何か悲しいことが起きたりした時に、常に見捨てないでいてくれる」
教え子たちはレトルトを作るためのクラウドファンディング、中澤さんの活動を紹介するためのYouTube配信などを次々と始めました。支援者からは「応援してます」などのコメントが寄せられ、目標金額の250万円を達成しました。レトルトは今月完成予定です。
中澤照子さん:「(教え子たちのおかげで)今まで思い描いていないような景色を見せてもらっている」
出来上がったレトルトカレーは今のところ一般販売の予定はなく、クラウドファンディングの支援者に送った後、全国で少年院を出所した子どもたちにも食べてもらいたいということです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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