【独自】日本人が驚いた“海外年越し”…トルコ“激安” 通貨「リラ」が円高でお得!【もっと知りたい!】(2023年1月6日)

【独自】日本人が驚いた“海外年越し”…トルコ“激安” 通貨「リラ」が円高でお得!【もっと知りたい!】(2023年1月6日)

【独自】日本人が驚いた“海外年越し”…トルコ“激安” 通貨「リラ」が円高でお得!【もっと知りたい!】(2023年1月6日)

 水際対策の緩和で、今年は3年ぶりに海外で年越しをする人が増加しました。ハワイやニューヨークといった定番スポットのほか、今、世界から観光客が集まっているトルコで年越しをした日本人を取材しました。

■NYで年越し・キラキラ“華やか”だが過酷…

 世界で最も有名な年越しスポットの一つ、ニューヨークの「タイムズスクエア」には、カウントダウンを楽しんだ多くの日本人観光客の姿がありました。

 ニューヨークで年越しをしたミクさん:「夢のような感じで、周りのイルミネーションとか、キラキラしていて感動しました」

 世界中が注目する華やかな年越し。しかし、そこまでの道のりは過酷なものでした。

 大みそか当日、100万人もの人が集結。ミクさんは、少しでも良い場所を取るため、午前10時、カウントダウンの14時間前から会場に向かいました。

 たどり着くまでには、複数のゲートを通過しなければなりません。ようやく場所取りができましたが、霧のような雨が降り続け、道路はびしょ濡れ…。レインコートを着た人々は、凍えながらじっと待ち続けます。

 ミクさん:「朝にパンを買って、中で食べられはしたんですけど。それっきり一切、何も食べず飲まずでした」「(Q.レストランなどは?)一応あるんですけど、封鎖されていて、電気だけついている状態でした」

 ゲートの中ではレストランはおろか、トイレもないため「おむつ」を履いてくる人もいるといいます。

 待ちに待った感動の瞬間を終えると、今度は帰宅ラッシュ…。歩いて10分ほどの場所にホテルを取っていましたが、帰宅ラッシュの混乱に巻き込まれたため、ホテルに着くまで1時間以上かかりました。

 ミクさん:「しんどかった部分もあると思うんですけど、行って良かったなと思います」

■ハワイで年越し 1人前のそば“約1260円”

 ビーチを埋めつくす、人、人、人。常夏の楽園「ハワイ」の新年は、花火とともに始まりました。抱きしめ合って喜びを分かち合うカップルや、海に入りながら年越しをする人たちもいました。

 ハワイで年越しをしたアンさんは、リモートワークをしながら世界中を旅しています。

 アンさん:「ハワイに私が行ったのが(コロナ禍直前の)約3年前。もう一回行きたいなという思いが強くて行きました」

 年末年始のハワイ便の予約数は去年と比べて10倍以上。ようやく、ハワイに日本人観光客が戻ってきました。それでも3年ぶりのハワイでは、大きく変わったこともあります。

 店の入り口から、見える範囲だけで50人以上。角を曲がった先まで続く大行列は…夜になっても続いています。物価高が続くハワイでは1食1000円ほどから食べられる“うどん店”が地元の人たちだけでなく、日本人観光客で大盛況です。

 アンさん:「1回のランチだと、大体2人で1品ずつ頼んで、ドリンクを1つずつ頼むと、8000円くらい。かなり円安の影響は受けましたね」

 できるだけ安いテイクアウトやコンビニ店で食費を節約しますが、それでも年越し用に購入した1人前のそばの値段は、9.69ドル=約1260円です。

 アンさん:「本当、そばで1200円くらいっていうのは高いなって正直、思ったんですけど。ダイヤモンドヘッドを見ながら年越しそばを食べて、これも良い経験だなと思いました」

■トルコで年越し “お手頃価格”トルコ料理

 現在、世界一周の旅に挑戦中の「ゆーたさん」夫婦は、トルコで新年を迎えました。

 ゆーたさん:「他のヨーロッパ諸国よりも物価が安くて、長期滞在しやすいということでトルコを選択してます」
 さやかさん:「ヨーロッパのようなきれいな街並みを見つつ、すごい活気のある(中東の)雰囲気を味わえて、1度に2度おいしい場所じゃないかなと思いました」

 旅のテーマは「108食、煩悩の数だけトルコ料理を食べ歩くこと」。トルコ料理は中華料理、フランス料理と並ぶ世界3大料理ですが、現地の価格はどれもお手頃です。

 さやかさん:「ああ、おいしそう。野菜を乗せて、トマトを乗せて、ソースをかけてる。ちゃんと骨も取ってる。丁寧な仕事ですね」

 完成したのは、最大都市イスタンブール名物の「サバサンド」。顔よりも長いサイズで350円ほどです。

 さやかさん:「周りに付いているソースとかスパイスが良い香りでおいしい。サバもフワフワ」

 レストランで食べても、やはりお手頃価格。トルコの伝統的な肉入りスープ「ベイラン」は、皿いっぱいのパンとサラダが付いて、およそ600円です。

 ゆーたさん:「これはうまい。目玉が飛び出るくらいうまい」

 電車は初乗りおよそ69円。公共交通機関も日本より格安で、利用しているイスタンブールの民泊は1泊2人で3000円以下です。

■トルコの通貨「リラ」…“円高”でお得

 世界的にインフレが進むなか、財布に優しい観光ができるトルコ。その答えは、為替にありました。

 日本では「円安」が叫ばれていますが、トルコの通貨「リラ」との関係では、「円高」が続いています。3年前と比べると、円の価値はなんと2.6倍。トルコの物価上昇を考えても、十分お得です。

 ゆーたさん:「実は10年前に、トルコに私は1回行ったことがあって。その時よりは、確かにちょっと安くなってるような気はしていて。今だと、同じ値段でよりおいしいものが食べられてる」

■“建国100周年”のトルコ 重要な年に

 コロナ前と比べて観光客が増加した国のランキングでは、トルコは世界第2位。アメリカの大手旅行専門誌が選ぶ「2023年訪れるべき旅行先Top50」でも、トルコの地中海湖水地方がランクインしています。

 トルコ政府も、今年は例年以上に観光に力を入れています。

 トルコ共和国大使館 文化広報参事官室 カアン・ユルマズ参事官:「2023年はトルコ共和国建国100周年となり、私たちにとって非常に重要な年になります。日本では主に、イスタンブールやカッパドキアが知られていますが、この機会に日本の皆さんを地中海湖水地方にお招きしたいです。四季折々の自然の素晴らしさや自然美を実感できます。この地方には、古代ギリシャ・ローマ時代の古い都も残っており、訪れた人は千年前にさかのぼることができます」

(「グッド!モーニング」2023年1月6日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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