「もうダメだわ」猛吹雪で動けず 車内で助け待つも…2日後、遺体で発見 米NY州(2022年12月29日)

「もうダメだわ」猛吹雪で動けず 車内で助け待つも…2日後、遺体で発見 米NY州(2022年12月29日)

「もうダメだわ」猛吹雪で動けず 車内で助け待つも…2日後、遺体で発見 米NY州(2022年12月29日)

 凍り付いた世界。1軒や2軒、そんな数ではなく町全体が氷に閉じ込められたのです。

 人も動物も消えた氷のゴーストタウン。場所はアメリカとの国境付近にあるカナダの町。大雪が降ったニューヨーク州バファローから車で1時間ほどの距離。内陸の海ともいわれる五大湖のほとりに位置します。普段は湖を見ながらバーベキューを楽しむ高級別荘地ですが、湖の波にあおられ、家や道路が氷に覆われ、その湖さえも凍っているのです。

 渡り鳥「ガン」も休んでいた間に凍り付き、湖から抜け出せなくなりました。その後、消防士がホースの水で氷を溶かし、無事救出に成功しました。

 「歴史的な寒波」といわれる今回の猛吹雪。当時の激しさを物語る、ある映像が話題になってます。自宅まであと車で6分という距離で雪で動けなくなりました。22歳のアンデル・テイラーさんは、家族や警察などに連絡。救助を求めます。歩こうともしますが、大雪のため断念。当時、この周辺は猛吹雪となり、ホワイトアウトの状態。車で助けを待ちます。しかし、窓の外は一気に雪が積もり、外に出られなくなります。そして、これが最後の映像に。2日後、テイラーさんは雪に埋もれた車の中で遺体となって発見されました。助けを求める声は届かなかったのです。

 この街だけで少なくとも30人以上が亡くなったといいます。 (C) CABLE NEWS NETWORK 2022
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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