仙台・発熱外来急増で“プレハブ診察”・・・姫路・“消防署クラスター”で42人感染【羽鳥慎一 モーニングショー】(2022年1月26日)

仙台・発熱外来急増で“プレハブ診察”・・・姫路・“消防署クラスター”で42人感染【羽鳥慎一 モーニングショー】(2022年1月26日)

仙台・発熱外来急増で“プレハブ診察”・・・姫路・“消防署クラスター”で42人感染【羽鳥慎一 モーニングショー】(2022年1月26日)

25日の全国の新型コロナウイルスの新規感染者数が、初めて6万人を超え、過去最多となりました。東京では1万2813人、大阪では8612人が確認されるなど、30の都府県で感染者数が過去最多となりました。

■尾身会長“鼻マスクNG”呼び掛け

 25日、新たに「まん延防止等重点措置」の適用が正式決定された、大阪や福岡、北海道など18の道府県。対象地域は、全国の7割を超える34都道府県に拡大する。

 政府分科会・尾身茂会長:「大人数での会話や飲食、大声を出す活動。そういう状況で、主なる感染が起きたということは、はっきりしている。徹底して頂きたいのは、マスクの適切な着用。具体的に言うと、しっかり鼻まで覆う」

 政府分科会の尾身会長は、改めてマスクの適切な着用を呼び掛けた。

 物議を醸した「ステイホームなんて必要ない」という発言については、次のように話す。

 尾身茂会長:「全員が皆、家にいて、街が空っぽになるような広範で、一律の外出自粛のようなものは今、必要ないと申し上げた」

 発言を軌道修正し、感染リスクが高い場所への外出を控えるよう訴えた。

 25日、東京、大阪など全国30の都府県で、過去最多の感染者を確認した。

■“負担大”3回目接種と並行困難

 仙台市のクリニック「土橋内科医院」では、年明けから発熱症状による来院が急増。子どもの感染を心配する保護者や、10代、20代の若者からの発熱相談も増えてきている。

 看護師:「(去年11月から12月は)一日に2、3件の検査。陽性になる方はいなかった」「(Q.現在は?)数名の(陽性の)方が、いらっしゃいます」

 来院者から陽性が確認されるなか、現場では診療体制を維持するため、必死の対策が取られていた。

 敷地内に設けられた、発熱患者用のプレハブの診察室。患者は、プレハブの中に一人で入り、医師は外から検査や診察を行う。

 医師:「今から抗原検査しますね、コロナの。鼻の検査からさせてもらいます。鼻だけ出して下さい」

 発熱と、のどの痛みがあり、男性は来院した。

 医師:「検査結果、15分ほどで出ます。お電話でお伝えします。その他の診察も、電話でさせて頂きます」

 患者との接触を極力避けるため、検査結果の報告、その後の診療は、電話で行う。検査後は、着ていた防護服をすぐに捨て、入念に消毒も行う。

 クリニックでは現在、発熱外来に加え、通常の診療、さらに3回目のワクチン接種も並行して行うなど、現場の負担は大きい。

 医師:「(職員が感染する)リスクは非常に高い。3回目ワクチンの接種業務と時期が重なってる。1人でもスタッフが欠けると、診療が立ちいかなくなる」

 スタッフが1人でも感染した場合、休院となる可能性もあるため、黙食の徹底や会食の禁止など、対策を取りながら診療を続けている。

■“消防署クラスター”別署員が対応

 全国で、これまでにないスピードで感染が拡がるなか、社会生活の維持に必要な現場で、集団感染が発生した。

 兵庫県姫路市の消防署では、職員約100人のうち、半数近い42人が感染するクラスターが発生。市内の別の消防署の職員が一部の業務を代わりに行うなどして、対応するという。

■“登園自粛”に困惑「仕事休まないと」

 名古屋市担当者:「保育所の利用をしている保護者の皆さま方には、ご家庭で保育が可能な場合には、登園を控えて頂くよう、お願いをさせて頂きたい」

 子どもへの感染も広がるなか、名古屋市では25日までに、市内にある728の保育施設のうち、150の施設が、職員や子どもの感染で臨時休園している。

 登園を控えるという要請が出た翌日。「稲葉地こども園」には、急な要請に戸惑う保護者の姿があった。

 保護者:「きのうのきょうだったので。仕事を落ち着かせてからがいいかなと。きょうだけお願いして。日程調整して、在宅勤務が取れるところは、園をお休みする形にしようかなと」「働いているから、保育園に預けているので。職場を休ませてもらえないと、無理だなと思います。(登園自粛)要請を出すなら、仕事を休める体制を作ってほしい」

 園によると、25日は約3割の園児が欠席したという。

 稲葉地こども園・奥村紀子園長:「保護者は、仕事を休むことはとても大きな問題。園が、細く長く預かれる状況をキープしてほしいと思っていると思う」

 保育施設の休園が相次ぐなか、市内の公園には、多くの親子連れの姿があった。

 保護者:「まん延防止で、家で保育できるなら、登園は控えて下さいというメール。じゃあ、家でみようかと」「(Q.きょうは公園に子どもが多い?)多いなと思いました。皆、保育園休みで来ているのかな」

 保護者:「夫と相談して、交代でみていくしかない。きょうは私が(仕事を)休んで、あした、あさっては夫が在宅勤務。働けなくなるので、収入が減るのが一番心配」

(「羽鳥慎一 モーニングショー」2022年1月26日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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