「試しに解いてほしい」 大学入学共通テストの試験問題流出か
今月行われた大学入学共通テストで、試験時間中に試験問題が撮影され外部に流出した疑いがあることが分かりました。警視庁が、偽計業務妨害の疑いで捜査を始めています。
流出した疑いがあるのは、大学入学共通テストの「世界史B」の試験問題です。捜査関係者によりますと、東京大学の男子学生だという人物から文科省に、「今月15日の試験時間中に試験問題の画像がインターネット通話アプリ『スカイプ』で送られてきた」との情報が寄せられたということです。
男子学生は、「送信者は女子高校生を名乗り、『試しに解いてほしい』と言われたので解答した」「その後、実際の試験問題と気付いた」などと話していたということです。
男子学生は“女子高校生を名乗る人物”と家庭教師紹介サイトを通じ知り合ったと説明していて、サイトの運営会社によりますと、去年12月にこの人物のものとみられるアカウントから、「体験レッスンを1月15日にしたいので、スカイプの連絡先を教えてほしい」などのメッセージが複数の講師に送られていました。
警視庁は大学入試センターからの相談を受け、偽計業務妨害の疑いで捜査を始めています。(26日11:23)
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