Xmasプレゼント “中古市場”活況 フリマアプリで購入増加…サンタは物価高騰に悲鳴(2022年12月20日)

Xmasプレゼント “中古市場”活況 フリマアプリで購入増加…サンタは物価高騰に悲鳴(2022年12月20日)

Xmasプレゼント “中古市場”活況 フリマアプリで購入増加…サンタは物価高騰に悲鳴(2022年12月20日)

 エネルギー価格や物価の歴史的な高騰が、世界中の人々の生活に影を落している。その影響は、今週末に出番を迎える“あの人”にまで及んでいた。

■サンタ「インフレ影響でトナカイ餌代が…」

 ウクライナの首都キーウでは、深刻な電力不足のなか、クリスマスツリーが設置された。例年より小さく発電機で点灯されている電飾は、暗い街中で、ひときわ輝きを放っている。

 クリスマスに世界中の子どもたちへプレゼントを届ける「サンタクロース」。北欧・フィンランドにあるサンタクロース郵便局には毎年、世界中の子どもたちから願いごとを書いた手紙が何十万通も届く。

 その中の1通。手紙を書いたのは、ウクライナのキーウから避難している6歳の少年だ。

 サンタクロースへの手紙:「どうか、ウクライナに平和を与えて下さい。私たちは、自分の国をとても愛しています」

 今年は目に見えない形の物、すなわち“平和への願い”を望む手紙も増えているという。

 そして、ロシアによるウクライナ侵攻は、“幸せを運ぶ”その人にも影響していた。

 サンタクロース:「こんばんは。メリークリスマス!」

 アメリカのCNNが、サンタクロースの取材に成功した。

 サンタクロース:「インフレの影響で、トナカイの餌(えさ)代が高くなってしまったよ。おもちゃの生産にも影響があり、供給が少し制限され、高騰しているんだ」

 CNN リチャード・クエスト:「サンタさんにも、影響があるんですね」

■生活必需品が高騰 “素直な願い”にも…

 日本の子どもたちは、サンタクロースにどんなクリスマスプレゼントをお願いするのか?子どもたちに、話を聞いてみた。

 男の子(5):「レゴのちっちゃいブロックの消防車のやつです」
 女の子(9):「お菓子が作れたり、アイスクリームが自分で作れるような機械」

 まもなく迎えるクリスマスに、子どもたちの目も輝く。

 女の子(2):「アンパンマン」
 男の子(4):「怪獣のブロック」
 姉(10):「私は、ふわふわのアイマスクが欲しいです」
 妹(7):「私は、ニンテンドースイッチが欲しいです」

 生活必需品が高騰しているなか、子どもたちの素直な願いを初めて聞いた母親は…。

 母親:「うち実は、ニンテンドースイッチが1台あるので。もう1台ほしいなっていう願いだったんですけど。なかなかぜいたくなお願いなので。サンタさんとしても、どうなのかなって悩むところじゃないかなというのが、母親としてはそういった心境であります」

■プレゼント“予算は減少”…中古市場活況

 サンタも“苦労する”今年のクリスマス。もちろん、一般家庭にも影響が出ている。

 クリスマスプレゼントの予算は減っているようだ。バンダイが、3歳から12歳の子どもを持つ親600人を対象に実施した調査によると、クリスマスプレゼントの予算の平均額は7961円で、去年に比べて915円減っている。これは、ここ5年間で最も低い金額となっている。

 こうしたなか、クリスマスプレゼントの購入手段として近年、フリマアプリが増加傾向にあるようだ。

 2000万人以上が利用するフリマアプリ・メルカリによると「クリスマスプレゼント」というワードを含む商品の取引は、例年12月は前の月に比べおよそ2倍に増加するという。

 プレゼントに中古品?と思うかもしれないが、近年は中古品への意識の変化が起きているようだ。

 メルカリが主にプレゼントを贈る側である20歳から59歳の男女を対象に行った調査では、フリマアプリで購入した物をクリスマスプレゼントとして贈ることについて、19.5%が「未使用品・中古品問わずよい」、43.2%が「未使用品ならばよい」と答え、合わせて62.7%に上った。

 その理由については、一番多かった「品質が良ければいい」という理由の他に「めずらしい物・一点物がある」や「もう売られていないものがある」といった理由が挙げられていた。

(「大下容子ワイド!スクランブル」2022年12月20日放送分より) (C) CABLE NEWS NETWORK 2022
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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