岸田総理「アジア安保会議」に日本の総理として8年ぶりに参加「平和のための岸田ビジョン」を発表｜TBS NEWS DIG
岸田総理はきのう夜、シンガポールで開催されている「アジア安全保障会議」で基調講演を行いました。同行した岩本記者の報告です。
日本の総理として8年ぶりに「アジア安全保障会議」、通称「シャングリラ会合」に出席した岸田総理。基調講演では防衛力強化など5つの柱からなる「岸田ビジョン」を打ち出しました。
岸田総理
「『平和のための岸田ビジョン』を進め、日本の外交・安全保障面での役割を強化してまいります」
岸田総理はロシアによるウクライナ侵攻や、中国が軍事的圧力を強めている「台湾海峡の平和と安定」の重要性に言及。「平和のための『自由で開かれたインド太平洋』プラン」を来年の春までに示すとしたうえで、インド太平洋諸国に対し、今後3年間で少なくとも約20億ドルの支援を表明しました。
また、岸田総理は先月の日米首脳会談で日本の防衛費の「相当な増額」を確保すると表明していましたが、新たに「5年以内」に防衛力を抜本的に強化すると明らかにしました。
講演後には記者団に対し、「評価する言葉を随分とたくさん頂いた、手応えを感じている」と成果を強調しました。
きょうはシンガポールのリー・シェンロン首相と首脳会談を行った後、午後に帰国する予定です。
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