大阪・吉村知事が万博成功に向け国に要望 入札不調のパビリオンは条件変えて再入札へ(2022年12月16日)
大阪府の吉村洋文知事は12月16日に岸田文雄総理のもとを訪れ、大阪・関西万博の成功に向けた要望活動を行いました。
吉村知事はこのほか、岡田直樹万博担当大臣や西村康稔経済産業大臣とも面会。「空飛ぶ車」や「スマートモビリティ」の実現などに向けて規制緩和や財政支援などを求めました。
【面会の様子】
(吉村知事)「空飛ぶ車、これは万博のときにはぜひ万博会場やその周辺で商用運行を実現したい」
(西村大臣)「ぜひ取り組みたい。近隣としましても私の地元の淡路島でも乗れるように…」
(吉村知事)「ちゃんと線引いてますので」
一方で、課題となっているのがパビリオン建設工事などの入札の不調です。特に、開催の象徴ともされる8人のプロデューサーの「シグネチャーパビリオン」。「いのちを守る」がテーマの映画監督・河瀬直美さんや、「いのちをつむぐ」がテーマの小山薫堂さんのパビリオンでは入札が1件もなく、8つのパビリオンのうち6つの建設工事の入札が成立していません。配置やデザインが独創的で予算内の建設が難しいことが要因とみられますが、国に要望を出した吉村知事は…。
(大阪府 吉村洋文知事)
「条件を変えて、物価も高騰していますのでね。入札をする。期限内で、また1850億円の予算内で進めていきたいと思います」
岸田総理からは直接の言及こそなかったものの、「ぜひ一緒にやっていこう」と話があったということです。
そして、博覧会協会は12月16日に会見を開き、入札が不成立となっていた万博会場内の施設について入札を再公告すると発表しました。資材価格の高騰などを考慮して予定価格を上げたということです。懸案のパビリオン再入札については次のように話しました。
(博覧会協会)
「価格・仕様・設計内容の見直し作業をしていまして、できたものから(再公告を)出していきます。テーマプロデューサーさんが自分の表現したいアウトプットへのこだわりも多々あるので。とはいえ、予算にも限りがありますので」
早ければ来年春には始まる予定のパビリオンの建設工事。予定通りに進めることはできるのでしょうか。
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