北海道で“ホワイトアウト”…特急列車と除雪車“衝突” 「痛い寒さ」臨時休校も【羽鳥慎一 モーニングショー】(2022年12月16日)
今シーズン最強の寒気が日本列島の広い範囲を覆った。北日本などでは、15日も大変な大荒れの天気となった。北海道では、特急列車が除雪車と衝突する事故もあった。
■列車が衝突「吹雪で見えず」
雪が降りしきるなか、横転している除雪車。すぐ近くには、停止したままの列車がある。
15日午前6時すぎ、北海道砂川市のJR豊沼駅構内で、札幌行きの特急列車と除雪車が衝突した。
警察によると、除雪車は線路付近で除雪作業を行っていた。しかし、降り積もった雪が多く、作業が追い付かなかったため、列車が通過する時間になっても線路近くで作業にあたっていたという。
除雪車を運転していたのは、80歳の男性だ。
除雪車の運転手:「きょうは、雪が多いもんですから。普段なら早く終わるんだけども、ちょっと時間がずれて列車と運悪くぶつかった」
事故当時、現場は雪で視界が悪かったという。
近所の人:「(Q.視界はどういう状況?)全然見えないよ。吹雪いてたもん。列車なんて見えない」
この事故で一時、函館線の岩見沢と旭川の間で上下線の運転を見合わせていたが、15日午後9時から順次運転を再開。JRによると、この事故で106本が運休し、およそ1万5000人に影響が出たという。
北海道では、各地で雪で視界が奪われる「ホワイトアウト」が起きていた。
北部の士別市でもホワイトアウトが起き、前を走る車や対向車が見えない状態に、赤信号も直前になってようやく確認できるほどだ。
■“臨時休校”の小学校も…
暴風雪警報が出ていた北海道留萌市。海の荒れ具合が、風の強さを物語る。
街中でも雪が激しく降り、ホワイトアウト状態に…。路面は凍結していた。視界は雪で遮られ、前方にいる車は、ライトでかろうじて分かる状態だ。
15日、子どもの安全を考えて、臨時休校になった小学校もあった。
茨城県から旅行で来たという男性は、「風がすごいですよね、海からの風が。体感的には、痛い感じ」と話す。
大粒の雪が舞う小樽。海には、まるで流氷のような無数の雪があった。
除雪した雪を処分する公設の雪捨て場には、何台ものトラックが行き来する。飲食店の店頭にも、雪が降り積もる。
タケダのザンギ・宮川亜理子店長:「サンプルに雪がかぶって、何を売っているか分からない」
■東北でも…一晩で“雪景色”
東北地方にも、雪が降り積もる。車の上に積もった雪を降ろすのにも一苦労だ。
除雪を行う男性:「疲れます。もう、真冬になったなという感じです」
豪雪地帯で知られる肘折温泉は、一晩で雪景色になった。
肘折温泉 そば処寿屋・早坂隆一さん:「きのうは全然なかったが、一気に積もりました」「(Q.凍っちゃってますね)冬は使ってないから」
外に設置してある水道は凍り、蛇口には「つらら」ができていた。肘折温泉の24時間降雪量は74センチ。午前7時点で、全国一番の大雪となった。
■早朝から…住民が“雪かき”
16日も、雪は降り続いていた。
凍った轍(わだち)の上に降り積もっ雪で、かなり運転しづらい状況になっている。
16日午前5時45分、肘折温泉では一晩でまた、かなり雪が降り積もった。早朝から住民が、雪かきを行っていた。
(「羽鳥慎一 モーニングショー」2022年12月16日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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