自転車で女性ひき逃げ ノーブレーキか「情報提供を」…“防カメ映像”犯人逮捕のカギ #shorts

自転車で女性ひき逃げ ノーブレーキか「情報提供を」…“防カメ映像”犯人逮捕のカギ #shorts

自転車で女性ひき逃げ ノーブレーキか「情報提供を」…“防カメ映像”犯人逮捕のカギ #shorts

東京・池袋で撮影された防犯カメラの映像です。信号待ちをする1人の女性。横断歩道を渡り始めた、次の瞬間でした。

■“信号無視”ノーブレーキで衝突か

画面左から現れた自転車に衝突されたのです。女性はその場に倒れ込みました。

 自転車はブレーキを掛けていないようにみられます。スピードを落とすことなく、勢いよくぶつかりました。

自転車の人物はすぐに立ち上がり、女性をそのままにして、その場から去りました。

被害に遭った女性:「警察呼ぶから待ちなさい!」

映像を確認すると、確かに歩行者用の信号は「青」。車道の信号は「赤」とみられ、自転車の人物は信号を無視して女性に衝突したことになります。

女性は腰やひざを強く打って、全治1カ月と診断されました。

被害に遭った女性:「まだ違和感もあるし、同じような痛みがぶり返してきたりとかしているので。事故が起きる前の状態に戻っているかと言われれば、それは全然戻っていない」

■「植木とかがあって人は見えづらい」

一体なぜ、事故は起きてしまったのでしょうか。

この交差点は一見、見通しが良いですが、自転車側から見ると茂みがあることによって、少し見通しが悪いことが分かります。

通り掛かった男性:「見えないです。植木とかがあって、人は見えづらい」

■「情報提供を」…“防カメ映像”カギに

警視庁はひき逃げの疑いで男の行方を追っていますが、およそ2カ月が経った今も逮捕に至っていません。

そこで、被害を受けた女性は、自ら防犯カメラの映像を入手し、メディアやSNSを通じて情報提供を呼び掛けています。

交通事故鑑定人の中島博史氏は、こうした防犯カメラの映像が犯人逮捕のカギになると話します。

交通事故鑑定Raptor・中島所長:「逃走経路を再現していくことが重要だと思う。防犯カメラがあちこちにありますので。現場から進んだ方向を防犯カメラで見て、それでどちらの道に行ったか、あるいはカメラのない道に入ったか、順次映っているカメラを追い掛けて、最終的に自分の家のほうに行ったところを追い掛けていくはずだ」

■専門家「ひき逃げは非常に悪質な犯罪」

事故現場は、交通量の多い幹線道路、明治通り沿い。自転車が逃走した先には、東京メトロの雑司が谷駅があります。

周辺には店やオフィスなどが立ち並び、多くの防犯カメラが設置されているとみられます。

中島所長:「ひき逃げは、非常に悪質な犯罪です。明らかに悪いことをした人が、逃げ得にならないように。これほど悪質なことをしたら、必ず検挙されるよと知らしめるためにも、警察は頑張って捜査すると思う」

(「グッド!モーニング」2022年12月15日放送分より)/a>

ANNnewsCHカテゴリの最新記事