「お前しかおらん」自白強要で警察署員がうつ病に…訴えた裁判で県側が『和解求める』(2022年12月14日)

「お前しかおらん」自白強要で警察署員がうつ病に…訴えた裁判で県側が『和解求める』(2022年12月14日)

「お前しかおらん」自白強要で警察署員がうつ病に…訴えた裁判で県側が『和解求める』(2022年12月14日)

奈良県警の男性署員が銃弾を盗んだと疑われ、自白を強要されうつ病を発症したとして奈良県に賠償を求めている裁判で、奈良県側が和解を求めていることがわかりました。

 奈良西警察署の男性署員(20代)は、銃弾5発を盗んだ疑いで奈良県警から「お前しかおらん」などと自白を強要され、うつ病を発症したとして、今年8月に奈良県に対して慰謝料など約710万円を求めて提訴しました。

 実際には銃弾は紛失していませんでしたが、奈良県側は当初、争う姿勢を示していました。

 12月14日の裁判で奈良県側は「誤った認識で不適切な取り調べが行われるなど大いに問題が認められた」として「和解による早期解決を求める」などと主張したということです。

 (原告代理人 松田真紀弁護士)
 「一職員が病気を発症したこと、休職をよぎなくされたこと、についてまでの責任を認めたわけでは決してないんですね。でしたので、和解は今できる段階ではないというふうにこちらは判断しました」

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