アメリカ、イギリスで大雪被害 南米では異常気象で“超乾燥”(2022年12月13日)

アメリカ、イギリスで大雪被害 南米では異常気象で“超乾燥”(2022年12月13日)

アメリカ、イギリスで大雪被害 南米では異常気象で“超乾燥”(2022年12月13日)

 大雪を伴う低気圧により、アメリカ各地を冬の嵐が襲っています。突然の吹雪で道路が一面雪に覆われ、多くの車が立往生する事態も発生しています。

 猛吹雪により、激しく揺らされるリフト。突然の冬の嵐。雪への備えが間に合わず、多くの車が立ち往生。

 レッカー車・運転手:「皆、外出してしまう。家にいるべきなのに」

 坂道を上るも…。タイヤは空回りし、滑り落ちます。

 大雪を伴う冬の嵐は大陸を横断するように東へ移動。定点カメラで見ると、24時間でおよそ50センチ以上の雪が降り積もったのです。

 空港では珍しい光景も。機体から上がる真っ白な煙。氷や雪を落とすため、薬剤などをかけ、そこから湯気が立ち上ったのです。

 ロンドンにも低気圧の嵐が襲いました。犬は喜び庭駆け回り、おじさんは上半身裸で泳いでいます。

 異常ともいえる気象現象により、南米ボリビアで悲劇が起きました。悲鳴が響くなか、必死で鉄骨の下から子どもたちを救おうとしています。突然の雹(ひょう)が降り注ぎ、屋根が崩落したのです。

 現場と同じ地区の学校の画像。この地方独特の建物であり、巨大な鉄筋が屋根を支えている、半分屋外の施設。

 倒壊した学校ではこの日、卒業式が行われていました。そのさなか、雹を伴う嵐が襲い、多くの人が屋根や鉄骨の下敷きになったのです。

 少なくとも7人が犠牲になったと伝えています。

 チリで起きている大規模な山火事。南アメリカ大陸の太平洋側の国々は現在、干ばつの被害に悩まされており、雨が降らず乾燥状態が続き、炎が拡大した可能性も。

 干ばつの被害国でもあるボリビア政府は「ラニーニャ現象」が原因とも指摘。気候変動の表れでもあるとし、世界に支援を訴えています。 (C) CABLE NEWS NETWORK 2022
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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