“防衛増税”に揺れる閣内 一方、総理周辺からは「ここで折れたら政権がつぶれる」の声|TBS NEWS DIG
岸田総理が、防衛費強化の財源の一部を増税で賄う方針を示したことで、閣内が揺れています。
高市氏Twitterより
「再来年以降の防衛費財源なら、景況を見ながらじっくり考える時間はあります。このタイミングで発信された総理の真意が理解出来ません」
週末、SNSにこう書き込んだ高市経済安保担当大臣。
きょう、大臣に尋ねると…
高市早苗 経済安保担当大臣
「(総理に)アポイントメントを何度も入れていますが、岸田総理の日程が厳しいということでお会いはできていません。私たち閣僚も、どういう内容で国防力を強化しようとされてるのかすら知らされていないので、先に財源論が出たので戸惑った」
高市大臣は増税の議論より先に、防衛力強化の中身を示すべきだと訴えます。
高市早苗 経済安保担当大臣
「(Q.閣内でこうした発言は異例。どのような思いか)それは一定の覚悟を持って申し上げております。(記者:一定の覚悟…)」
そもそも、増税は誰の負担になるのでしょうか。
自民党の税制調査会はきのう、非公式の幹部会合を開き、防衛費増額の財源は▼法人税と▼たばこ税などを軸とすることで一致しました。
これに街では…。
会社経営(40代)
「たばこも(価格が)上がってるし、辞めるきっかけとして良いかな」
特に波紋を広げているのが、東日本大震災後、所得税に上乗せされている▼「復興特別所得税」の活用の検討です。「復興」の財源の一部を「防衛」に振り向けようというのですが…。
主婦(40代)
「話が違ってきてるということですよね。それは『ん?』という話ですよね。納得いかない人いっぱいいるんじゃないですか」
自営業(40代)
「お金はでも集めてしまえば一緒なので、あとはどこに使うかじゃないですか」
男性
「(Q.検討の段階で説明はないが、説明は十分と思うか)説明足りません」
秋葉復興大臣は火消しに追われています。
秋葉賢也 復興大臣
「復興財源が防衛費に使われるということは断じてないと。一部誤ったミスリードがある」
政府は、復興特別所得税の徴収が終わる時期を2037年から延長するなどし、復興財源の総額は確保したうえで、一部を防衛費にあてる方向で調整を進めています。
相次ぐ異論のなかでも、総理の増税への決意は揺らいでいません。
総理周辺
「総理は腹をくくっている。絶対に折れない。ここで折れたら政権がつぶれる」
与党は今週中に防衛費の財源についての方針を決める予定で、増税の議論は山場を迎えています。
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