被害者・容疑者共に自殺目的で参集か 名古屋・女子大学生殺害(2022年12月9日)
ホテルで女子大学生が殺害された事件。年齢も、住んでいる所もばらばらの容疑者3人の“動機”が見えてきました。
6日、名古屋市のホテルで頭に袋を被せられた遺体が見つかった事件。
自称・愛知県安城市の派遣社員、鈴木健太容疑者(48)、福島県伊達市のパート、渡辺真由美容疑者(39)、そして兵庫県姫路市の大学生の女(18)。
殺人容疑で逮捕された3人の容疑者が9日送検されました。
亡くなった大学生の加古結莉さん(20)は愛知県東海市在住。
年齢も住所もバラバラの4人を結び付けたのは、捜査関係者によりますと、「SNS」だった可能性があるといいます。
また頭にビニール袋が被せられていた遺体の首元にはビニールテープが巻かれていたことも分かっています。
名古屋市内の他のホテルの一室で発見された3人の容疑者。
そのうち、鈴木容疑者と大学生の女の2人は薬を飲んでいて、受け答えがおぼつかなったといいます。
この時、薬を飲んでいなかったという渡辺容疑者。
その母親は取材に対して…。
渡辺容疑者の母親:「全然(事情が)分からないんです。すみません。全然、分からないんです」
近所の人によりますと、渡辺容疑者は看護師をしていましたが、足を悪くしてから母親と同居するようになったそうです。
一方、亡くなった加古さんは勉強を頑張っていたそうです。
加古さんの大学の先輩:「普通の子。色々忙しそうにしていた。大学の勉強が忙しいので」
大学では薬学部だった加古さん。
捜査関係者によりますと、遺体で見つかったホテルの部屋には薬を使用した形跡があったといいます。
また、周囲に悩みを漏らしていて自殺を考えていた可能性があるというのです。
捜査関係者はこう話します。
捜査関係者:「(4人は)自殺を目的に集まった可能性を視野に調べている」
自殺を目的に集まった可能性を視野に入れているという警察は、なぜ殺人容疑で逮捕したのでしょうか。
元埼玉県警刑事・佐々木成三氏:「殺人、自殺幇助(ほうじょ)どちらかで事実認定ということはかなり悩んだと思う。被疑者の供述だけで果たして被害者が自殺願望があったのかどうか。そういった立証がないということで、殺人容疑になった」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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