「廃止ありきだったのではないか」市議会で議論に 長野市の「公園廃止」問題|TBS NEWS DIG

「廃止ありきだったのではないか」市議会で議論に 長野市の「公園廃止」問題|TBS NEWS DIG

「廃止ありきだったのではないか」市議会で議論に 長野市の「公園廃止」問題|TBS NEWS DIG

長野市の遊園地の廃止を巡る議論。「廃止ありきだったのではないか」などと市議会で議論が交わされました。

長野市議会 小泉一真議員
「(遊園地の)廃止は立ち止まって見直すべきじゃないでしょうか」

荻原健司市長
「私としても非常に苦しい判断でしたけれども、このまま手続きを進めさせていただきたい」

問題になっているのは、長野市の「青木島遊園地」で、2004年に住民からの要望で作られました。近くには小学校や保育園、児童センターがあり、当初から子どもたちが集まりやすい場所でした。

長野市公園緑地課 平澤智課長
「40~50人が来て、それなりの声や音が出ていた。対策はしてきたんですけども、解決策が見いだせなかった」

近くの住民からは「生活がままならない状況」と市に意見が寄せられ、長野市は2008年に出入り口の変更や植栽の追加工事を行いました。その後、利用者が減ったとして、市は10月に遊園地を廃止することを公表します。

きょうの市議会では、議員が市の内部資料を元に「廃止ありき」で対応が始まったのではないかと質しました。

長野市議会 小泉一真議員
「印象は、市職員の『もう疲れた、廃止したい』という感情です。廃止するにはどうすればいいかという点から議論・手続きが始まっています」

市の担当者 北沢善幸都市整備部長
「今回の廃止に関しては、私ども施設管理者が判断したもの。この方の意見で流されてやってきた訳ではありません」

市に要望した住民は、JNNの取材に「公園ができる時から事前に説明はなく、児童館や保育園へのお願いも担当者が変わると引き継がれなかった」と話しています。

地域住民
「悲しいなという思いでいっぱいです。いいアイデアが出てくればいいなと思います」

市と住民の意思は最後まで通じないまま、来年3月、遊園地は廃止を迎えようとしています。

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