冷え込む米・サウジの隙付く中国 中東での影響力強化狙う(2022年12月9日)
中国の習近平国家主席はサウジアラビアのサルマン国王と会談し、包括的戦略協定に調印しました。
中国の国営新華社通信によりますと、習主席は8日、サルマン国王と会談し、包括的戦略協定に調印し、2年ごとに首脳会談を開催することで合意しました。
ムハンマド皇太子との会談では、原油の貿易規模を拡大し資源の調査開発など、エネルギー分野での協力を進めたいと述べました。
9日には中国とアラブ諸国の初の首脳会議も開催される予定で、中国は中東での影響力を高めたい考えです。
一方、アメリカ政府の高官は7日、「中国が影響力を世界中で拡大しようとする動きに留意している」「中東はその地域の1つだ」と警戒感を示しました。
アメリカとサウジアラビアの関係が冷え込むなか、隙を突くような形で存在感を増す中国の動きにアメリカ政府は懸念を強めています。
一方で、「サウジアラビアは戦略的パートナーの1つだ」と強調し、これまでの中東政策を維持する考えを示しています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
コメントを書く