「対策を取っていれば母は…」大雨で冠水した地下歩道で72歳の女性死亡 長男が提訴(2022年12月8日)

「対策を取っていれば母は…」大雨で冠水した地下歩道で72歳の女性死亡 長男が提訴(2022年12月8日)

「対策を取っていれば母は…」大雨で冠水した地下歩道で72歳の女性死亡 長男が提訴(2022年12月8日)

大雨で冠水した地下歩道で女性が死亡した事故を巡り遺族が裁判を起こしました。

 今年7月、滋賀県近江八幡市の地下歩道が大雨により冠水して、近くに住む岩田鈴美さん(72)が溺れて死亡しました。

 この事故を巡って岩田さんの長男は、「地下歩道は事故の1年前にも冠水していたのに注意喚起の看板や警告灯は設置されておらず管理に問題があった」などとして、近江八幡市と滋賀県に対して合計約4000万円の損害賠償を求めて12月8日に大津地裁に提訴しました。

 (岩田鈴美さんの長男 木下応祥さん)
 「母が亡くなった後で、あわてふためき対策をとっている今の近江八幡市の行動が、どうしても納得いかず。(1年前から)対策を取っていれば母は亡くなっていなかったではないかと」

 近江八幡市と滋賀県は「詳細がわからず答えられない」としています。

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