中国は「最大の戦略的な挑戦」 政府、国家安全保障戦略の骨子案(2022年12月8日)
政府は来週改定する国家安全保障戦略で、中国について「これまでにない最大の戦略的な挑戦」と明記する案を与党に提示したことが分かりました。
政府は9年ぶりに改定する国家安全保障戦略の骨子案をまとめ、焦点の中国の情勢認識を巡ってはアメリカと足並みをそろえ「挑戦」とする方針です。
これまで自民党から「脅威」と書くべきとの意見が出る一方、公明党の山口代表は「脅威と評価するのは対立をあおる」と強調していました。
こうした状況を受け、政府は中国について「脅威」との言葉は避けつつも「これまでにない最大の戦略的な挑戦」との強い表現を用いる方向で詰めの調整に入りました。
さらに、ウクライナ侵攻を続けるロシアについては「国際秩序の根幹を揺るがす」として「安全保障上の強い懸念」とする方針です。
前回、2013年の国家安全保障戦略では、中国について「国際社会の懸念」とし、ロシアは「安全保障などあらゆる分野で協力を進める」としていました。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
コメントを書く