『機内限定返礼品』も!ピーチ×空港のない街が連携 機内で楽しむ「ふるさと納税」(2022年12月7日)

『機内限定返礼品』も!ピーチ×空港のない街が連携 機内で楽しむ「ふるさと納税」(2022年12月7日)

『機内限定返礼品』も!ピーチ×空港のない街が連携 機内で楽しむ「ふるさと納税」(2022年12月7日)

12月は「ふるさと納税」の駆け込み時期。LCC=格安航空会社「PeachAviation(ピーチアビエーション)」が自治体と連携して新たな取り組みを始めました。

 2012年の就航から10年あまり。去年はカプセル型の自動販売機「旅くじ」が話題になるなど、なにかと航空業界を盛り上げてきた格安航空会社のピーチ。今度は空の上でユニークな実証実験を始めたといいます。記者が体験してみました。

 機内で使うのはスマートフォン。機内のデジタルサービスにアクセスし、ページを進むと現れたのは『機内限定返礼品』の文字です。ピーチと京都府京丹後市が始めた新たなサービスでは、飛行機の機内でふるさと納税を楽しむことができるのです。

 搭乗前にピーチアカウントとクレジットカードを登録しておけば、高さ1万mの上空でふるさと納税ができるという国内初の試みです(※12月12日~1月下旬までサービスを一時休止)。

 今回、ピーチがタッグを組んだ京丹後市は空港のない街ですが、新たな旅行需要を開拓しようとピーチが以前から観光振興に乗り出していて、「機内ふるさと納税」で地域の魅力を発信するとともに新たな体験として話題づくりにしたい狙いです。

 (PeachAviation広報室 秋山絢さん)
 「航空会社としては単にふるさと納税を促進するのではなくて、ピーチの就航地以外の、例えば今回の京丹後市のように空港から遠いエリアの自治体と連携をすることで、今までなかった新たな航空需要の創出につなげられればいいなと思っております」

 一方の京丹後市。自主財源が歳入の4分の1ほどの25.7%しかなく、ふるさと納税事業に大きな期待を寄せていて、従来からの返礼品である海の幸や野菜に加えて新たな「産品づくり」にも乗り出しています。その第1弾が国産牛を使った「熟成肉づくり」。市は精肉のノウハウを持つ地元のスーパーとともに開発を進めてきました。

 (試食する京丹後市職員)
 「やっぱり柔らかいですね熟成肉って。コクがやっぱり増しますね」

 この熟成肉にはすでに約4500万円の寄付が集まっているといい、出だしは好調のようです。もちろん「機内ふるさと納税」でも熟成肉を選択できます。

 (京丹後市 中山泰市長)
 「(ふるさと納税は)財源の確保のみならず、産業の足腰を強くするような仕組みでもあります。域外の大勢の皆さんとどうつながっていくか、つながりをどう広げていくかという点において、ご寄附、また返礼品を通じて、これまで京丹後との出会いがなかった人たちと交流が始まってくる」

 ふるさと納税を用いた新たな地域活性化の形。今後に注目です。

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