「売り上げは10分の1」続く中国のゼロコロナ政策 日本料理店も苦境|TBS NEWS DIG
厳しいゼロコロナ政策を続ける中国。各地での抗議デモが注目されていますが、厳しい規制そのものによる経済への悪影響は、来年春先まで続くとの見方もあります。
今日の中国・北京。平日昼間でも行列ができているのはPCR検査場くらい。商業施設などは、軒並み営業停止です。
記者
「こちら北京のレストラン街です。店内飲食禁止の紙が貼られるなど閑散としています」
こちらの日本料理店は、ランチの時間帯だというのに静まり返っていました。
日本料理店「蔵善」オーナー 小林金二さん
「普段この時間はお客さんがいっぱい入っているのですが、全然がらがらですね」
オーナーの小林さん。17年前に店をオープンしました。これから忘年会や新年会といった、かき入れ時を迎えるところでしたが。
日本料理店「蔵善」オーナー 小林金二さん
「売り上げははっきり言って10分の1です」
北京市からの命令で、すでに10日間店内での飲食禁止が続き、テイクアウトのみ。中国のゼロコロナ政策について尋ねると。
日本料理店「蔵善」オーナー 小林金二さん
「ゼロコロナはゼロコロナで成功すれば素晴らしい。規制の緩和だけでもしてほしい」
ただ、中国の新型コロナの新規感染者は高止まり。首都北京の感染者は4400人近くと、過去最多を更新していて、厳しい規制は緩みそうにありません。この状況に専門家は。
丸紅中国 鈴木貴元経済調査チーム長
「(中国)政府はゼロコロナ政策を堅持していますが、そうした状況が春先まで続いた場合、かなりの影響が出てくるのでは。11月、12月は消費の下振れが相当見込まれるのでは」
ニューヨーク株式市場では、ゼロコロナ政策に対する抗議活動を受け、中国の景気が減速するとの見方から、株価は500ドル近く下落していて、こうした影響が世界経済にもどれほど波及するのか懸念されています。
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