“今年最後の祝日”各地賑わう 訪日客も雨の紅葉を堪能(2022年11月23日)
今年最後の祝日となった23日は各地で雨が降りしきるなか、観光地は多くの行楽客でにぎわいました。紅葉が見頃を迎えた京都では、朝早くからバスを待つ長い列ができていました。
京都の朝はしとしと雨にもかかわらず、ありました。観光客の行列です。あいにくの天気でも11月23日は今年最後の祝日。駅前はバスに乗るのも一苦労です。
イギリス人観光客:「昔の首都である京都には古い街並みなど見どころがたくさんあります。金閣寺やお寺や祇園の街を観たいですね」
特に行列が伸びていた行き先は清水寺です。
マレーシア人観光客:「キヨミズ…キヨミズデラ!これで合ってるわね」
オランダ人観光客:「僕は素晴らしいという言葉を知っているよ。スバラシイ」「素晴らしい、最高ね」
赤く色付いたモミジ。清水寺の紅葉は今見頃を迎え、外国人観光客の姿も多く見られます。
アイスを買っていたのはハワイから人から来た2人組。清水寺は初めて来たそうです。
アメリカ人観光客:「ただただ美しいと思いました。紅葉していて、修学旅行生や家族が歩いている姿を見るのが楽しかった」
ただ、気になっていたのは…。
アメリカ人観光客:「ニューヨークのようですね。混雑しています」
京都に住む人:「もっと人が少ないと思っていた」「(Q.(人が)多いですか?)多い」
清水寺の舞台は黒山の人だかり。境内はどこを見回しても人がいないところがありません。周辺の土産物店も人出が。23日は傘がぶつかるほど歩きずらそうです。
山口県からの観光客:「(Q.人が多いと感じますか?)まあ来るのが山口なんで食べ物屋さん見ると断念しようかなと思ったりする。本当はもっとゆっくり見られていたのかな」
渡月橋も人が途切れることはありません…。
秋の京都は人込みを避けるのは難しそう。
観光客:「なるべくのんびりした所に行きたい」
喧騒から離れたい人に人気なのは泉涌寺です。奥にある別院「雲龍院」の紅葉は格別です。障子越しにみるモミジに、悟りの窓。
そして、4つの雪見窓。椿、燈籠(とうろう)、紅葉、松が一つひとつの窓に映る「蓮華の間」。どこをとっても色鮮やかな空間が広がります。
雲龍院・市橋朋幸住職:「お参りして頂いて、その後にゆっくりと庭を眺めてもらって心を落ち着けて頂くと。それが非常に大切なことです」
観光客:「春と違って落ち着いた感じがするので、これからというところもあると思うので、季節が変わっていくのが感じられて良いです」
これから厳しい冬に向かう京都。23日からはお地蔵さんも冬支度です。
今年最後の祝日。東京も日中はクリスマス並みの寒さになり、イチョウのじゅうたんも23日はしっとり雨に濡れています。
正午の気温は10.8℃。22日より9℃以上、低くなりました。
ただ、町を歩く外国人は…。
オーストラリアから来た女性:「私は大丈夫。すごく暑い所に住んでいるので冬を楽しんでいます。私が住んでいるゴールドコーストは今、夏です」
オーストラリアから来た人もドイツから来た人も寒くない様子。
ドイツから来た2人:「(Q.気温はどうですか?)11℃じゃない?10℃?」「(Q.寒いですか?)いいえ、私たちはドイツから来ましたが、ドイツは1℃なので」
東京よりもっと寒いニューヨークから来た男性は…。
ニューヨークから来た男性:「雨が降っているから屋内で買い物をするつもりです。これからドン・キホーテに行って秋葉原に行って、池袋のポケモンセンターにも行くかも。典型的な観光客ですね」
さて、深まってきた秋をどう味わうのかというお話。
群馬県桐生市にある「宝徳寺」では…。
無理な姿勢はピカピカの床に映った紅葉。通称「床モミジ」と、外の景色とを同時にカメラに収めようとした結果。この寺ならではの秋の味わいかたです。
秋を堪能したのは人間ばかりではありません。
石川県能美市の動物園では、カピバラがユズ湯につかりました。
入場者:「(Q.どう可愛い?)可愛い…」
インタビューよりマイクが気になる男の子。
南米の熱帯地方原産で寒さが苦手なカピバラにとって、これからの季節は温かいお風呂は欠かせません。
出場者:「カニさーん!ありがとーう!」「カニさん、ありがとう!!」
カニのシーズンを迎え、兵庫県の城崎温泉ではカニに感謝を捧げる絶叫大会です。
出場者:「カニさん、ありがとう!!」「カニさん、ありがとう!!」「カニさん、大好きだよ」
競われるのは声の大きさ。決め台詞以外にも、それぞれの溢れる思いが会場にこだましました。
出場者:「じいちゃん、長生きしてくれてありがとう!」「もっと愛と自由が欲しい!!」
今年最後の祝日も夜を迎えようとしています。
床モミジの宝徳寺。庭に明かりが灯され、「夜の床モミジ」です。ライトアップの観覧には予約が必要です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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