“辞任ドミノ”次は…秋葉復興大臣に“照準” 自民内からも「岸田政権もうもたない」(2022年11月22日)
閣僚の辞任ドミノに揺れる岸田内閣。身内の自民党内からも批判が相次ぎ、「政権はもうもたない」との声も出ています。
■岸田総理 「タケダ」言い間違え連発
岸田文雄総理大臣:「きのう、辞任したタケダ大臣の…失礼、寺田大臣の後任は…」
渦中の寺田稔前総務大臣の名前を言い間違え、思わず苦笑いする岸田総理。同様の間違いは、衆議院本会議でもありました。
岸田総理:「また先日タケダ…失礼、寺田大臣から補正予算、そして被害者救済法など」
物価高対策などを盛り込んだ、第2次補正予算案を審議するはずだった本会議。野党側は、総理の任命責任を厳しく追及しました。
立憲民主党・吉田晴美衆院議員:「岸田総理、なぜもっと早く更迭しなかったのですか。せめて外遊に出発する前に、葉梨大臣と同時に寺田大臣を更迭すべきだったのではないですか」
岸田総理:「国会開会中に、大臣が辞任する事態となったことは誠に遺憾であり、私自身、任命責任を重く受け止めております」
■“辞任ドミノ”に自民議員「他人事内閣」
わずか1カ月で3人の閣僚が辞任に追い込まれ、苦境に立たされている岸田政権。
週末にANNが行った世論調査では、岸田内閣の支持率は政権発足以来、最も低い30.5%と危険水域とされる30%割れが間近に迫っています。不支持率は、3.8ポイント増えて44.7%となりました。
与党内からも厳しい声が上がっています。
公明党・山口那津男代表:「総務大臣になる人の足元で、そういう課題があったということを聞いて驚きました。説明をするように努力をされてたと思いますが、なかなか不透明感が残ったなという印象」
自民党・中堅議員:「岸田政権は、もうもたないでしょう。総理の周り、支える人が本当にいない。皆が当事者意識なく、他人事(ひとごと)みたいになっている。『他人事内閣』ですよ」
このまま“辞任ドミノ”が続けば、政権への逆風はさらに強まる可能性があります。
■次は秋葉大臣に“照準”…「岸田降ろしも」
21日夜、岸田総理は森元総理をはじめとする、早稲田大学のOB・OGらが集まった会合に出席。岸田総理を激励する会となったのでしょうか。
そうしたなか、野党が次に照準を合わせているのが秋葉賢也復興大臣です。
自民党閣僚経験者:「3週間で3人の辞任は、なかなかの記録だ。次は秋葉大臣がロックオンだろう。あの答弁ではもたないよ」
「親族に政治資金を還流させているのではないか」との疑惑が浮上している秋葉復興大臣。その舞台となっているのが、仙台市にある2つの関連事務所です。
政治資金収支報告書によると、後援会事務所は所有者である母親に対し、家賃として8年間で580万円を支払っていました。
そして、隣の自身が代表を務める事務所の所有者は妻。同じく家賃として、10年間で793万円を支払っています。
この問題について秋葉復興大臣は、次のように説明しました。
秋葉復興大臣:「現実に他人が所有している不動産を借りているわけですから。その対価として家賃を支払うのは、むしろ当然のことだと」
自民党閣僚経験者:「野党は、次は秋葉大臣を確実に落とせると思っている。これまでは寺田大臣の後ろに隠れていたけど、秋葉大臣が表に出てきたら、寺田大臣よりひどい。岸田政権は、もうもたないだろう。自然発生的に岸田降ろしが始まるのではないか」
(「グッド!モーニング」2022年11月22日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
コメントを書く