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【裏ルート?】「和牛」輸入規制の中国で…看板メニューのワケ(2022年11月20日)
先日に開催された日中首脳会談で日本側は農水産物の輸入規制の撤廃を要望しました。その一つが牛肉です。20年以上、日本産の輸入が禁止されていますが、実は違法なルートでの中国流入が指摘されています。
北京市内の焼き肉店。炭火で丁寧に焼き上げているのが看板メニューの「ワギュウ」です。ただ…。
和牛焼肉店・店長:「オーストラリアの“WAGYU”です」
実はこれ、日本由来のオーストラリア産「WAGYU」。
日本の牛肉は牛の病気の一つ、BSE(牛海綿状脳症)が発生した影響などで20年以上、中国本土への輸入が禁止されたままです。
和牛焼肉店・店長:「中国人は和牛が大好き。日本から輸入できるなら一番先に仕入れたい」
輸入再開を待ち望む声が聞かれるなか、横行しているというのが…。
日本の畜産業者:「カンボジア、台湾、フィリピンから裏ルートで(迂回(うかい)して中国に)入っている…。(日本)国内で出回る値段より倍の値段で中国で売れる」
なんと、第3国を経由して中国に密輸されているというのです。
経由地の一つとされるのが東南アジアのカンボジア。去年の日本産牛肉の最大の輸出先です。
ところが、現地のスーパーを取材すると…。
スーパー店員:「日本産はありません。カンボジア産とオーストラリア産の牛肉だけです」
一体、日本の牛肉はどこに消えたのでしょうか。事情を知る人は…。
カンボジアの食肉関係者:「『カンボジアから中国に牛肉を輸出できないか』と中国人ブローカーから問い合わせがありました」「(Q.どんな依頼だった?)他国の牛肉をカンボジアに持ち込んで『包装して中国に送ってほしい』と」
実際、中国では日本から密輸された和牛を使っていた焼肉店が一斉摘発される事態も起きています。
こうした「迂回輸出」で特に懸念されるのが品質面の問題です。
日本経済研究センター・富山篤主任研究員:「迂回輸出は自由貿易のなかで健全ではない。品質を管理する必要がある。これができないと日本ブランドがどんどん毀損されてしまう。日中両国できちんと管理しながら輸出していくのが理想」
先日の首脳会談。日本は中国に日本産食品の輸入規制の早期撤廃を強く求めました。
ブランド和牛を育てる農家は適正な流通ルートでの中国市場の再開を待ち望んでいます。
茨畜連パイロットファーム鉾田牧場長・中川徹さん:「(和牛の)おいしさも餌(えさ)でだいぶ変わる。飼料高騰でも良い餌を使う。和牛の肉は日本にしかない、そういうのもアピールしながらやっていく必要がある」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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