JR西日本「新大阪駅~桜島駅を直通で結ぶ新路線」を発表 万博に向けてアクセス向上へ(2022年11月19日)
JR西日本が「大阪・関西万博」に向けた新路線を発表しました。
「大阪・関西万博」の会場となる夢洲までのアクセスについて、JR西日本の長谷川一明社長は11月18日の会見で、建設中のうめきた地下駅を経由する形で新大阪駅~桜島駅の間を直通で結ぶ路線を整備する考えを明らかにしました。万博期間中に最大200万人の利用を見込んでいて、桜島駅から会場まではシャトルバスでピストン輸送する計画だということです。
(JR西日本 長谷川一明社長)
「万博を契機に改良をしながら、その後につなげていきたい」
また、大阪メトロとの乗り換え駅となるJR大阪環状線の弁天町駅については、メトロとの連絡通路を整備するなど、万博へのアクセス向上に向けて計約100億円を投資するとしました。
一方、JR西日本は利用者が少なく採算が取れない在来線17路線30区間をすでに公表していますが、こうした不採算路線について、国交省も対応を検討しています。
11月18日に開かれた国交省の有識者会議では、今後、国が鉄道事業者と自治体の協議の場を設けることや、鉄道の維持やバスへの転換に必要な費用に国の予算をあてられるよう検討を進めることなどが話し合われました。
長谷川社長は「ローカル鉄道の再構築に向けた法的・財政的な仕組みが議論され、公共交通政策を考える意味で新しいステージに入ってきている」と期待をのぞかせました。
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