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【新型コロナワクチン接種後死亡】 “アナフィラキシー”疑いも必要な措置がとられず
今月5日、愛知県に住む女性が新型コロナウイルスのワクチンを接種した直後に死亡しました。女性は急激なアレルギー反応「アナフィラキシーショック」が疑われる症状が出ましたが、当時、必要な措置がとられていなかったことが明らかになりました、
◇
愛知・愛西市に住む飯岡英治さん(45)は今月5日、妻の綾乃さん(42)を亡くしました。
飯岡英治さん
「やはり真実を知りたいですよね」
自宅のカレンダーの「5日」の欄には「4回目ワクチン」と書き込まれていました。綾乃さんは市の集団接種会場で接種した直後に容体が急変し、帰らぬ人となりました。
妻がワクチン接種後に死亡した飯岡英治さん
「彼女の写真に『ただいま』『仕事行ってくるよ』とか、『いろいろやりたかったね』って言っていたことが全てやれなくなってしまったので…もっと一緒にいろいろやりたかったですね」
綾乃さんは以前、看護師だったということです。英治さんは、亡くなるまでの現場の対応に疑問の声を上げています。
愛知県医師会によると、綾乃さんは5日午後2時18分、オミクロン株対応ワクチンを接種しましたが、その7分後の午後2時25分にせきが出たため、看護師と救護室に移動しました。午後2時29分、医師が初診した時には顔面蒼白(そうはく)で呼吸が苦しく、直後に泡状の血が混じったたんを大量に吐いて、心肺停止しました。病院に搬送されましたが、接種から約1時間半後の午後3時58分に死亡が確認されました。
日本救急医学会のガイドラインでは、ワクチン接種後に複数の症状が出た場合、急激なアレルギー反応「アナフィラキシーショック」を疑い、「ためらわずにアドレナリンを投与する」としています。
飯岡英治さん
「(処置に)アナフィラキシーショックの対応したことない先生が来て、バイタルを測るだけで何の処置もせずに、妻が亡くなるのをみとったんです」
◇
愛知県医師会は綾乃さんの件について検証を進め、17日に会見を開きました。
愛知県医師会の渡辺嘉郎理事は「ワクチン接種後であったことから、アナフィラキシーの存在は強く疑われました。診断にちゅうちょすることなく、アドレナリンの筋肉注射をすべきだった」と述べ、必要な処置であるアドレナリン投与をすべきだったと指摘しました。
その一方で、渡辺理事は「この時点でアドレナリンを打ったとしても、今回のような最重症型のアナフィラキシーが想定された場合には救命しえなかったのではないか」と述べました。
また、看護師が体調変化に気づいた時点で処置していれば、救命できた可能性もあるとしつつ、愛知県医師会の野田正治副会長は「(集団接種会場では)医師がそこにいるのに、医師の指示もないのに『看護師が自分の判断で打て』というのは、現段階では非常に難しい」と述べました。
◇
愛知県医師会の会見を受けて、夫の英治さんは怒りをあらわにしました。英治さんは「(アドレナリンを)打ったとしても、助からなかったかもしれない。それはそうかもしれませんよ。でも、実際は打ってないんで。妻がどうして亡くなったか、何1つ解明されていません。悔しいですね。もうちょっと良い回答を、若干、期待はしていたので…」と声を震わせながら述べました。
(2022年11月17日放送「news zero」より)
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