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【報ステ】めぐみさん同級生「自分だったかもしれない」拉致から45年 現場はいま(2022年11月15日)
横田めぐみさんが北朝鮮に拉致されて15日で45年となります。
めぐみさんは、中学1年生でした。部活を終えた学校からの帰り道、工作員に拉致されました。「めぐみさんは北朝鮮にいる」。その情報がもたらされるまでに20年。そして、拉致被害者5人が帰国し、家族と喜びを分かち合うなかにめぐみさんの姿はありませんでした。北朝鮮が「すでに死亡した」と発表していたからです。ところが、その説明はでたらめでした。亡くなった日付を訂正したり、資料に改ざんがあったり。極め付きは、北朝鮮が出してきた「遺骨」から別人のDNAが検出されました。
めぐみさんの同級生で、クラスも部活も一緒だった池田正樹さん(58)。めぐみさんとともに通っていた中学校で話を聞きました。
池田正樹さん:「バドミントン部も一緒だったので、拉致される10~15分前まで、隣のコートでめぐみさんが練習していた。それが、私が見た最後のめぐみさんの姿。きのうも早紀江お母さんと話した。『10年でも耐えられない』と。それが45年ですから。(Q.めぐみさんが桜の木と一緒に写った写真、それがここですか)入学式には来られなかった、風疹で。翌日曜日に、ちょっと嫌がるめぐみさんを連れて、楽しそうに愛娘を撮っていた。わざわざお父さん、スーツ着られて。早紀江お母さんには、必ず抱き合ってほしい。(Q.同じ時間を過ごした同級生は強い気持ちを持っている)『もしかしたら私だったかもしれない』とみんな思っている」
横田早紀江さんは、86歳になりました。
横田早紀江さん:「表現のしようがないほどの、むなしさ。非常にむなしい。何で生きているのだろうと考えるほど、解決ができないままで。結局、何もなくて、何も分からなくて、終わってしまうのかなと」
拉致被害者を待つ親世代は、早紀江さんを含めて、もう2人だけ。帰国への道筋は一向に見えません。
早紀江さんは、めぐみさんが行方不明になって間もないころ、少しでも気持ちを紛らわすためにと絵を描き始めました。新潟の小さな漁港を描いた1枚。水面が赤く染まっています。
横田早紀江さん:「普通の海って、あのときの青い海って、おどろおどろしくて悲しいでしょ。そのときにいなくなったの。それはもう嫌なのね、描きたくない。だけど、夕方の海はきれいだなと思って。薄いピンクの感じにすると寂しい」
早紀江さんが、政府に求めること。
横田早紀江さん:「こちらから行動的に、水面下であれ、何であれ、日朝会談をしないと話が進まないですよね。あの国は。小泉さんのときのように、何か気概をもって、『私が行く』と発信してくださる人がでてきてほしい」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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