「独身の日」ペット分野に熱視線 建国以来最低の出生率が影響か|TBS NEWS DIG
きょう11月11日は、中国で「独身の日」と呼ばれます。ネット通販の大々的セールが行われていますが、ひときわ売り上げを伸ばしているのがペット用品。今、何が起きているのでしょうか。
けさの上海。宅配の荷物が路上に所狭しと並んでいます。
きょうは中国の「独身の日」。これに合わせ、ネット通販の大セールが行われているのです。その最大手「アリババ」によると、去年の取引総額は過去最高となる日本円でおよそ10兆円でした。
「ダブルイレブン(11月11日)がんばろう!」
「ダブルイレブン、行くぞ!」
こちらはペットフードなどを扱う日系企業「ドギーマン上海商貿」。中国のペット市場は現在、およそ10兆円規模にまで広がり、ドギーマンも売り上げを伸ばしていますが、会社側には戸惑いもあるといいます。
ドギーマン上海商貿 張国偉社長
「中国の市場は変化が激しいです。それとネットの販売の割合が非常に高いです」
そこで、今年は。
記者
「ドギーマンの社内には、日本の住宅を意識した部屋が用意されていまして、この中では社員自ら商品PRのため、動画や写真の撮影を行っています」
400万円かけて、社内に特設スタジオを設置。中国では、主流のインターネットでのライブ配信などを強化しているのです
ドギーマン上海商貿 張国偉社長
「従来の番犬から友達へ、今となっては家族です。家族の中で一番重要な子どもという位置づけが普通になっています」
中国で「毛孩子=マオハイズ」「毛の生えた子ども」とも言われるペット。社会保障への不安や教育コストの高騰などから過去最低の出生率となった中国ですが、代わって、ペット需要が伸びたとの指摘もあります。
上海で3匹のネコと暮らすIT企業勤務の女性に話を聞くと。
猫3匹と暮らす黎玥萱さん
「猫を育てるのは、子育てみたいなものです。ワクチン接種したり、健康診断に行ったり」
今年は体調を崩したネコの治療におよそ60万円かかったといい、エサは健康を意識したものをしっかり買い溜めしています。今の暮らしに満足しているという女性。将来の家族像について聞くと。
猫3匹と暮らす黎玥萱さん
「私は子どもを持つより5匹のネコを飼いたいです。周りの友達も同じ意見ですね」
国にとっては深刻な問題の少子化ですが、自分らしい生き方を選びたいという若者は増えているようです。
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