中国 “爆買い”「独身の日」売り上げ非公表に 「儲けすぎ」批判かわす狙いか(2022年11月11日)

中国 “爆買い”「独身の日」売り上げ非公表に 「儲けすぎ」批判かわす狙いか(2022年11月11日)

中国 “爆買い”「独身の日」売り上げ非公表に 「儲けすぎ」批判かわす狙いか(2022年11月11日)

 11月11日は中国の爆買いを象徴するオンラインセールの「独身の日」ですが、今年は中国最大の通販サイトが売上の公表をやめると発表し、通販業界に異変が起きています。

 上海市民:「(Q.今年の独身の日は何か買いましたか?)買っていません」「今年はちょっと少ない。一部の商品はコロナの影響で届かなかったりする。コロナの影響で(買い物が)ちょっと減ったかな」

 独身の日は、1が4つ並ぶ11月11日に合わせて中国で行われるオンラインセールです。

 去年は、ネット通販大手のアリババグループだけで9兆円を超える売り上げがありました。

 しかし、毎年大々的に発表してきた取引総額について、今年は公表しない方針であることが分かりました。

 背景には「ゼロコロナ政策」で製造や物流が滞るなど取引総額が減少する可能性もあるほか、習近平国家主席が掲げる「共同富裕」に反して「儲けすぎだ」との批判をかわす狙いもあるとみられています。

 労働紹介所の職員:「今年の独身の日はダメ。例年より3分の2の仕事が減った。日雇い労働者の需要も3分の2減った。コロナの影響で商品の出荷ができない」

 江蘇省にある日雇い労働者の街では、毎年「独身の日」を前に10月ごろから急増していた求人が今年は激減しているということです。

 厳しいロックダウンなどで消費活動の冷え込みが指摘されていますが、その影響は労働者にも及んでいます。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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