共和党「圧勝は起きなかった」 トランプ氏失望“激怒している” アメリカ中間選挙｜TBS NEWS DIG
アメリカの中間選挙は共和党圧勝の予想に反して民主党が善戦しています。大勢判明はまだですが、多くの共和党候補を推薦した「トランプ前大統領が激怒した」ことなどが伝えられています。
アメリカ政治の行方を左右する中間選挙。投票日から一夜明けた9日も開票が続きました。最新の情勢では、議会下院は野党・共和党が過半数を奪還する勢いですが、上院は残る3つの激戦州の結果に勝敗が委ねられる接戦に。
共和党の圧勝という当初の予想に反する民主党の善戦に、バイデン大統領はこう強調しました。
アメリカ バイデン大統領
「メディアや専門家は『巨大なレッドウェーブ（共和党の圧勝）』を予想していたが、それは起きなかった。きのうは民主主義にとっても、米国にとっても良い1日だった。私たちの民主主義はここ数年、試練にさらされてきたが、有権者は票を投じることで声を上げ、民主主義こそが私たちを体現できるものであることを改めて証明した」
CBSテレビによる最新の情勢では、議会下院は民主党が200議席、共和党は210議席獲得の見通しで共和党がリード。
一方、上院は民主党が48議席、共和党が49議席で、残る3つの激戦州の結果に勝敗が委ねられる接戦となっています。激戦州の1つ、南部ジョージア州では候補者の得票数が過半数に至らず、来月の決選投票に持ち込まれることになりました。
事前の予想に反する共和党の苦戦。トランプ前大統領は…
トランプ前大統領
「きのうの選挙はやや残念ではある」
CNNテレビはトランプ氏の顧問の話として、選挙結果に失望したトランプ氏が「激怒している」と報じています。
CNNテレビ（トランプ氏の顧問）
「トランプ氏は誰かれ構わず、怒鳴り散らしている」
トランプ氏は、15日に予定している「大きな発表」で、次の大統領選挙への出馬を表明する可能性が指摘されています。
CNNによると、この顧問はトランプ氏が出馬表明を延期する可能性は低いとし、理由については「あまりに屈辱的であるため」と語ったということです。
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