中西部ウィスコンシン州 深刻なインフレで混戦 「今回は共和党」も多数(2022年11月9日)
中西部ウィスコンシン州では、上院・下院ともに大激戦となっています。
(鈴木彩加記者報告)
私が今いる投票所では、投票が締め切られました。今まさに用紙を集めて開票が行われる会場へと運ばれていくところです。
アメリカメディアの各社の速報によりますと、大激戦となっています。共和党がリードをしていると伝える社もあれば、民主党が逆転していると速報する社もあり、非常に激しく競り合っています。
この州で最大の焦点となっているのは、やはり深刻なインフレです。
ウィスコンシン州は酪農の国と呼ばれる州ですが、その主要な産業を支える農家からも牛乳やチーズといった価格の上昇よりもはるかに多くのコストがかかるために生計を立てるのが難しいという悲鳴が上がっています。
さらに、重くのしかかるのが暖房費です。
アメリカでは今年の冬、天然ガスや灯油などの価格が最大で1.5倍にもなると発表されていますが、冬場には-40℃を下回るウィスコンシン州ではこうした削ることができない暖房費がさらに人々の生活を苦しめることになりそうです。
こうした状況を受け、無党派層だけではなく元々、民主党を支持していた人からもどうにかして生活を変えるために今回では共和党に投票するんだという声が多く上がっています。
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