5歳児バス置き去り死 当時バスを運転していた元園長らに執行猶予付きの有罪判決|TBS NEWS DIG

5歳児バス置き去り死 当時バスを運転していた元園長らに執行猶予付きの有罪判決|TBS NEWS DIG

5歳児バス置き去り死 当時バスを運転していた元園長らに執行猶予付きの有罪判決|TBS NEWS DIG

2021年7月、福岡県中間市の保育園で送迎バスを運転していた園長らが5歳の男の子をバスに置き去りして死亡させた事件の裁判で、福岡地裁は、当時の園長に執行猶予つきの有罪判決を言い渡しました。

裁判長
「主文、被告人を禁錮2年、執行猶予3年に処する」

この裁判は、2021年7月、送迎バスを1人で運転していた双葉保育園の元園長・浦上陽子被告(45)と園児を出迎えた保育士の鳥羽詞子被告(59)が園児全員が降りたことを確認せずにバスを施錠して、取り残された倉掛冬生ちゃん(当時5歳)を熱中症で死亡させ、業務上過失致死の罪に問われたものです。

きょうの判決で福岡地裁は、過失の重さや結果の重大性について厳しく指摘しました。

裁判長
「園児を確実に送迎車から降ろさせて引率することは、極めて基本的な注意義務。1人取り残された被害者が感じたであろう肉体的苦痛や心細さ、絶望感を思うと、あまりに痛ましい」

その上で、「当日は泣いている1歳児に気を取られ注意不足に陥った」などとして、浦上被告に禁錮2年、執行猶予3年、鳥羽被告に禁錮1年6か月、執行猶予3年の判決を言い渡しました。

判決後、元園長の浦上被告はー

双葉保育園 元園長 浦上陽子被告
「遺族の皆様に大変つらい目にあわせてしまい申し訳ない。今後も償い続けていきたいと思っている」

一方、厳しい罰を求めていた冬生ちゃんの母親はー

冬生ちゃんの母親
「判決の結果はすごく軽く感じた。重くないとまた同じ事故や事件が起きるのではないか。このような事件を二度と起こしてほしくない」

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