落とし物? 鍋から“1600万円” 持ち主現れず“思わぬ展開”…拾った男性ら寄付(2022年11月8日)
圧力鍋の中をのぞいてみると、そこにはあふれんばかりの現金が!数えてみると、なんと1600万円ありました。
発見した宮城英和さん:「(見つけた時は)鳥肌が立って、頭が真っ白ですよ」
沖縄県恩納村のごみ処理施設で、宮城さんら3人が、まさかの経験をしたのは、去年5月のことです。
3人は、処分場の管理者に連絡し、1600万円を預けました。現金は、その日のうちに警察に提出されたということです。
3カ月が過ぎ、持ち主が現れなかったことから、1600万円は3人のものになったと思われました。
■恩納村に1000万円 3人に600万円 300万円を…
しかし、事態は思わぬ展開を見せます。
処分場を管理している村が現金の所有権を主張したため、法廷闘争にもつれ込むことになってしまったのです。
恩納村の主張:「処分場に部外者が入ることは違法だ。現金の所有権はこちらにある」
一方、3人の主張は…。
宮城さんら3人の主張:「村は処分場の立ち入りを黙認している。私たちに引き取る権利がある」
最終的に1600万円は、恩納村に1000万円、3人に600万円という形で和解が成立しました。
そして、3人は裁判などでかかった費用を差し引いて、残った300万円の全額寄付を決めたのです。
宮城さん:「ぜひ恩納村のほうで、(支援に)役立ててもらいたい」
一方、村の分1000万円は、奨学金に充てられる予定です。
(「グッド!モーニング」2022年11月8日放送分より)
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