【コロナ支援金詐取】睡眠導入剤入りミルクティー “性的暴行”で逮捕の区職員 再逮捕
7日、詐欺の疑いで逮捕された東京・渋谷区役所職員の石川隼大容疑者(29)は、警察官に連れられ、うつむきながら歩いていました。
石川容疑者は、「『バレないだろう』という気持ちでやった」と話しているといいます。
石川容疑者は無職を装ってウソの申請をし、今年4月から6月にかけ、東京・豊島区が支給する新型コロナウイルスの生活困窮者自立支援金18万円をだまし取った疑いが持たれています。
実は、石川容疑者が逮捕されるのは、今回が2回目です。
石川容疑者は10月12日も、警視庁・巣鴨署をうつむきながら歩いていました。ただ、この時は全く別の容疑での逮捕でした。石川容疑者は、交際相手に性的暴行を加えたとして、10月に逮捕・起訴されたばかりでした。
その手口として使われたのが、“睡眠導入剤”が入ったミルクティーです。
今年1月、マッチングアプリで知り合ったという石川容疑者と20代の女性。2人は、4月上旬に交際を開始しました。そして5月、事件は初の“自宅訪問”の日に起こりました。
警視庁によると、女性は映画鑑賞をする約束で、この日初めて石川容疑者の自宅を訪ねました。しかし、部屋にはテレビがなかったため、不信感を抱き、恋愛感情が一気に冷めたといいます。
その後、しばらくお酒を飲んでいた2人ですが、突然、女性は手を握られ、ベッドに引っ張られ、抱きつかれてキスされました。しかし、女性が「体調が悪い」と押しのけると、数分後、石川容疑者が差し出してきたのが、ホットミルクティーです。この中に睡眠導入剤が入っていたとみられ、飲み干した女性は、意識もうろうの状態になったということです。
石川容疑者に「まだ休んだ方がいいよ」と言われながら、女性は再びベッドに連れ込まれた後、意識をなくしました。気がつくと、“ほぼ全裸の状態”で、ベッドに横たわっていたということです。
今年10月に準強制性交容疑で逮捕された際、石川容疑者は「同意なく、性行為をしたことに間違いありません。性欲が抑えきれなかった」と、供述していたということです。
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そして、約1か月後の11月7日、石川容疑者は詐欺の疑いで再逮捕されたのです。今度は、区の“支援金詐欺”とみられています。
昨年4月から、石川容疑者は渋谷区役所で職員として勤務していたということです。警視庁によると、生活福祉課で支援金とは別の業務を担当していたということですが、
石川容疑者は「すでに公務員として働いていて、一定の収入や貯金もあるので、条件に当てはまらないことはすぐに分かった」と供述しているということです。
また、支援金の使い道について、石川容疑者は「歯の矯正代や歯のクリーニング代、ジムの月額費などに使った」と供述しているということです。
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渋谷区民(40代)
「(普段は)頼りにしているところたくさんあるんですけど、そういった(詐欺をする)方がいると、不審に感じちゃうところはある」
渋谷区民(24)
「本当に困窮している方がいる中で、偽って申請するのは許されないと思う」
職員の再逮捕を受けて、渋谷区はコメントを発表しました。
渋谷区長(※コメントで)
「度重なる事件で極めて遺憾であり、当該職員に対しては厳正に処分する。職員に対しては信用回復に向け、規範意識の徹底を指示してまいります」
(2022年11月7日放送「news zero」より)
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